センゴクエースは昨年4歳でこのレースを制したときが790キロで、今年は10キロ増えただけの800キロ。そして最大のハンデ差が昨年と同じ60キロなら、普通にレースをすれば負けようがないのではないか。8月の山鳩賞では障害を越えられず最下位に負けたことがあったが、それは平地の競馬にたとえれば、ほとんど落馬などのアクシデントのようなもの。なにしろ世代限定の重賞ではまだ一度も負けたことがない。
センゴクエースは別格として、実績上位は前走でA1級-1・2組決勝混合を勝ったホクショウディープ。その実力でセンゴクエースより40キロも軽い760キロはかなりおトクな感じがする。ただ端枠同士で1-10という決着があるだろうか、ということはちょっと不安。
キンメダルはここまで重賞を勝てそうでなかなか勝てず。センゴクエースと同じ年に生まれてしまった不運としかいいようがない。ここまで重賞では2着、3着が4回ずつ。同じく760キロなら上位争いは十分期待できる。
ハンデ差が大きいため軽量馬にも出番があると見て、チャンピオンカップに出走(6着)したアスリート、B級ではあるものの11月から15戦連続連対中のタカラシップ、ばんえい菊花賞を制したツルイテンリュウらが連下候補。
◎1センゴクエース
◯10ホクショウディープ
▲4キンメダル
△5アスリート
△8タカラシップ
△6ツルイテンリュウ
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有力馬がなかなか一同に会することがなかった佐賀の古馬戦線だが、今回はオールスター勢揃いという様相。そうなると、どの馬に誰が乗るのかという苦悩を感じさせるような鞍上・鞍下の組み合わせで、さらにこの日は山口勲騎手がハクユウロゼで阪神に遠征ということもあって、一層難しいものになった。さらに、昨年の勝ち馬サウスウインドに、3年前と2年前に連覇を果たしたエーシンクリアーまで遠征してきて、充実のメンバーとなった。
ここは2年連続で佐賀記念JpnIIIに挑戦したキョウワカイザーの経験に期待してみる。昨年の佐賀記念JpnIIIはやや暴走気味に逃げて6着に沈んだが、さすがに今年は控える競馬で5着。今や地方を代表する存在になったカツゲキキトキトが4着で、そこから2馬身半差だった。昨年のこのレースでは1番人気で6着に敗れたが、今年こそはの期待も大きい。
ウルトラカイザーは北海道からの再転入初戦となった九州オールカマーがキョウワカイザーに半馬身差の2着。それ以外のメンバーが軽かったとはいえ3着に大差をつけた。中島記念を制したのは2011年のことだが、昨年も門別で重賞を勝っているように、9歳だからという衰えはない。
引き続き鮫島克也騎手の手綱となるのがコウザンゴールド。昨年1月31日のC2級戦以降、負けたのは九州大賞典の3着だけ。今回はそれ以来のS1重賞で、あらためてここが試金石となりそうだ。
過去にこのレースを勝っているエーシンクリアー、サウスウインド、それに中島記念2着だったマサヤなどは、まさに押し出される形での△。キングプライドは前走鏡山賞の直線での失速っぷりが気になるところ。
ここまで7頭、どれが勝ってもおかしくない上位拮抗の混戦。3年連続で兵庫勢にタイトルを持っていかれているだけに、地元勢の奮起を期待しての印でもある。
◎9キョウワカイザー
◯7ウルトラカイザー
▲5コウザンゴールド
△11エーシンクリアー
△3サウスウインド
△1マサヤ
△4キングプライド
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