世代限定の重賞としてはめずらしく、格付けがB3級、B4級というきわめて限られたクラスのメンバーしかいないという一戦。
ならば狙うのは好調馬であろう。ということで、何のひねりもなく10連勝中のラッセルクイン。特に前走では、秋桜賞で牡馬に混じって2着という実績のあるヒカルナナヒメとの対戦で、5キロ余分に背負っても勝った。とはいえ3歳牝馬の重賞で1着固定というのもリスクがあり、トリガミ覚悟のマルチで2着、3着に負けたときの高配当を狙うのが賢明かもしれない。
タナボタチャンは2月の黒ユリ賞で2着という好走歴。普段のレースより負担重量が重くなる重賞では、近走不振でも重賞実績馬が能力を発揮することがある。
実績上位のヒカルナナヒメは、3連勝のあと2着が連続5回。ここでも上位争いの一角は間違いない。
大敗続きから突然4戦連続連対と変わり身を見せたスギヤマ、前走に目をつぶれば好調持続のフジノウンカイ、自己条件で堅実に入着を続けているコウシュハローヤルらも可能性は十分。
◎7ラッセルクイン
◯5タナボタチャン
▲4ヒカルナナヒメ
△6スギヤマ
△2フジノウンカイ
△1コウシュハローヤル
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ナリタポセイドンは中央オープンから転入して2連勝。しかも前走の絆カップは、あのナムラタイタンが逃げ粘ろうかというところ、わずかハナ差ではあるもののとらえての勝利。ナムラタイタンにとっては、2014年末の桐花賞以来、じつに2年近くぶりとなる地元馬相手の敗戦だった。一方、ナリタポセイドンにとっては、中央時代に経験のないダート1600メートル戦だった。今回ももちろん経験のないダート2500メートル戦だが、2100メートル戦で2勝を挙げているだけに、いずれにしてもゆったりした流れはマイナスではないだろう。
このレース連覇がかかるのがライズライン。昨年はコミュニティを3馬身振り切っての快勝だったが、今年はいかんせん相手が強そうだ。
コミュニティは、一昨年がナムラタイタンの3着で、昨年がライズラインの2着。全盛時の勢いからはやや陰りがあるかもしれない。
大井A級からの転入初戦を制したアントニオピサ、園田から転入初戦のオメガブレインらも上位食い込み可能な能力はありそう。
◎1ナリタポセイドン
◯3ライズライン
▲2コミュニティ
△7アントニオピサ
△10オメガブレイン
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