高知デビュー馬限定の新設の2歳重賞。昨年から高額の新馬戦が組まれるようになったとはいえ、さすがに生え抜き2歳馬の数はそれほど多くはなく、この時期の2歳戦は毎度お馴染みのような顔ぶれ。それゆえ力関係もはっきりしていて、3勝馬が3頭、1勝馬が1頭のほか6頭は未勝利というメンバー。
中でも負け知らずの3勝を挙げているソラネが当然のことながら中心となる。3戦いずれも楽々と逃げ切り勝ち。2戦目では、今回出走している3勝馬の1頭フリビオンに2馬身差の勝利だが、最後は流すような感じでのゴールだけに着差以上に能力差はありそう。すでに勝負づけが済んだメンバーがほとんどで、4連勝は濃厚。
相手にはフリビオン。さらにもう1頭の3勝馬バーントシェンナとは3度対戦し、新馬戦では負かしたものの、続く2戦は連敗。とはいえフリビオンはここにきて2連勝。特に初めて古馬C級で走った前走は、不良馬場とはいえ1300メートル1分24秒1はメンバー中最速の好タイム。ここにきての充実ぶりがうかがえる。
そして3番手にはやはり3勝を挙げているバーントシェンナ。デビュー2戦目からの3連勝は勢いがあったが、古馬C3級の上位クラスで苦戦しているのが気になるところ。
コパノイワザールは未勝利とはいえ、ソラネとの対戦3回を含め一度も掲示板を外していない。3勝馬のどれかが崩れれば馬券圏内に食い込む余地はある。
前走で初勝利を挙げたカミノルビースターは、ここまでの5戦、すべてコパノイワザールと同じレースを走り、その直接対決では3勝2敗と、実力的には互角。
タルトフリュイも6戦して2着が2度あり、すべて掲示板内という走りを見せている。
◎8ソラネ
◯1フリビオン
▲6バーントシェンナ
△10コパノイワザール
△3カミノルビースター
△9タルトフリュイ
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