青雲賞ではホクショウムゲンがトップハンデの550キロで走るところが見たかったが、出走取消はなんとも残念。前走、9月11日に525キロを負担した時のレースでは、ときにキャンターのように走っていたのはホクショウムゲンと、同じ525キロのジェイワンだけ。特にホクショウムゲンは、まだまだ負担重量にも余裕があるように見えた。一方のジェイワンはやや最後に一杯になった感じで、ゴールドインパクトに差を詰められた。
ホクショウムゲン不在となった青雲賞も同じようなレース。ジェイワンが障害単独先頭で粘り込み、ゴールドインパクトが差を詰めたが2着まで。ただ今回、ジェイワンはゴールドインパクトより10キロ余分に背負うだけに、逆転の可能性はかなりあると見る。
穴っぽいところでは牝馬のシンエイボブ。前走の勝利は2歳A-2という格付けだが、2.1%の馬場水分で1分17秒8というのはなかなかの好タイム。500キロ台の重量で牝馬20キロ減というのはかなり有利で、食い込む余地はあるとみる。
星雲賞3着のゴールデンフウジン、ここ3戦連続連対と好調のメジロゴーリキらも連下までなら。
◎2ホクショウムゲン
◯4ゴールドインパクト
▲6ジェイワン
△5シンエイボブ
△10ゴールデンフウジン
△1メジロゴーリキ
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昨年末の中島記念を制したキョウワカイザーのほかには、佐賀でS1重賞タイトルがあるのが1400メートルの吉野ヶ里記念を制したカシノタロンだけというやや低調なメンバー。キョウワカイザーは中島記念のあとに調子を崩したが、休養を挟んで前走の特別戦が久々の勝利。そこで弾みをつけたキョウワカイザーの自力に期待する。
相手には、下級条件から勝ち上がって目下12連勝中のコウザンゴールド。しばらく負けていないとはいえ、前走が初めてのA級特別で、今回やや低調なメンバーとはいえ実績馬を相手に頭としては狙いにくい。
コスモガラサは、2014年6月以降、しばらく勝ち星から遠ざかったが、今年5月に2年近くぶりの勝利を挙げると、そこから快進撃。調子を上げてからずっと手綱をとっていた鮫島騎手がコウザンゴールドに騎乗するため、期間限定騎乗の新人、岡村健司騎手に大役がまわってきた。
前走でキョウワカイザーにハナ差2着だったヴィルトグラーフにもチャンスはありそう。
◎6キョウワカイザー
◯5コウザンゴールド
▲3コスモガラサ
△7ヴィルトグラーフ
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