NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
B級馬による1400メートルのS2重賞。
テイエムシシオーがまだ底を見せていない。中央から転入後、1400メートル戦のみを7戦して5勝2着2回。目下のところ、S2重賞やB級特別を含めて4連勝中。走破タイムも1分28〜29秒台で安定しており、A級に入っても通用しそうな実力だ。
相手にはケンシスピリット。大井から今年初春に転入して佐賀では勝ち星こそないものの、7戦して2着が4回。前走コスモス特別ではテイエムシシオーに半馬身差2着と食い下がった。とはいえテイエムシシオーには余裕があり、真っ向勝負で逆転までは難しいかもしれない。
怖いのは中央から転入初戦のフュテール。中央ではダートのみ11戦して2、3着が計5回ありながら、惜しいところで未勝利を脱出できなかった。実力的には通用しそうだが、気になるのは距離。デビュー戦の1800メートル戦で惨敗したあとはほとんど1000メートル戦ばかりを使われてきた。1400メートルでも長いというタイプなのだろう。中央と比較してゆったり流れる地方の1400メートルでどうか。
カシノエルフは3走前に同じ条件のB級特別(もみじ特別)で、不良馬場とはいえ1分27秒6という好タイムで勝利。一発あればこの馬。
カシノソラーレは、前走紅葉特別でテイエムシシオーに2馬身差の2着。ただ成績にはムラがあり、ここは連下の押さえまで。
◎8テイエムシシオー
◯10ケンシスピリット
▲12フュテール
△4カシノエルフ
△1カシノソラーレ
耶馬渓賞の出走表はこちら