NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
園田プリンセスカップを制したナンネッタ、園田で3戦3勝のブレイヴコールという注目馬が揃って回避。JRA認定アッパートライ勝ち馬が門別2勝から転入したスターレーンただ1頭で、ほかは1勝か未勝利という低調なメンバーとなった。
となると本命はやはりスターレーン。門別ではJRA認定競走を勝てなかったものの、それでも3着以内を外したのは一度だけと安定した走りを見せていた。ここでは能力断然と見る。父スマートファルコンは、15頭の産駒が勝利を挙げ、中央地方総合の新種牡馬ランキングで5位(10月24日現在)と大活躍だ。
相手には、アッパートライでスターレーンの2着だったキューティハーバー。スターレーンが差のない2番手からの抜け出しだったのに対し、キューティハーバーは後方追走から向正面で一気のまくり。3コーナー手前でスターレーンから2馬身ほどのところまで押し上げ、直線でその差を詰めることができなかったが、離されることもなかった。展開次第でというところはありそう。
地元馬が低調なら、やはり門別からの転入組。エイシンウルルは門別のJRA認定競走を3戦してそれほど差のない3着、4着と好走がある。キョショウは一般の未勝利戦で3着のあと、兵庫転入初戦を逃げ切った。
そのほかでは、アッパートライでブレイヴコールに1秒差の4着だったナチュラリー。セカンドインパクトは、ブレイヴコール、ナンネッタ双方との対戦があって、ともに1秒ちょっとの差。3連勝式の3着を当てるのは相当手を広げないと難しそうだ。
◎8スターレーン
◯4キューティハーバー
▲1エイシンウルル
△3キョショウ
△2ナチュラリー
△11セカンドインパクト
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