A級馬による1400メートルのS2重賞で、登録は12頭のところ出走してきたのは8頭。
吉野ヶ里記念は、逃げて3コーナー過ぎで後続との差を広げたテイエムチカラの楽勝に思えたが、4番手あたりから追ってきたカシノタロンがゴール前で鮮やかに差し切った。とはいえテイエムチカラは溜め逃げしたぶん最後に伸びを欠いたというレースぶりだった。同じ轍は踏まないと見る。
吉野ヶ里記念を4番人気で制したカシノタロンは、サマーチャンピオンJpnIIIではなく同日の霧島賞に出走したものの6着。今回はあらためて真価を問われる一戦。
コパノエクスプレスは、2番人気と期待された吉野ヶ里記念では好位を追走したものの向正面で一杯になって8着。しかしその吉野ヶ里記念とサマーチャンピオンJpnIIIを度外視すれば、今年は掲示板を外さない堅実な成績。8頭立てでメンバーが薄くなったこともあり、上位食い込みも可能。
ミスタージャックは年明け後7戦して5連対と堅実な成績だが、このメンバーに入るとやや力不足の感はある。
◎1テイエムチカラ
◯7カシノタロン
▲5コパノエクスプレス
△3ミスタージャック
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ドリームコンサートはここ3戦連続して1番人気に支持されながらいずれも2着。前走金沢スプリントカップは、逃げたものの半馬身ほどの差でピタリとマークされたタガノギャラクシーに直線で突き放され3馬身差の2着。とはいえ兵庫ゴールドトロフィーJpnIII・4着、黒船賞JpnIII・6着という実力はダテではなく、園田1400メートルで1分28秒台の好時計で安定した走りを見せているだけに、地元に戻っての巻き返しに期待したい。管理する柏原誠路調教師には、厩舎重賞初勝利の期待が、みたびこの馬にかかることになる。
タガノギャラクシーは、前走の金沢スプリントカップが重賞初挑戦での勝利。中央から転入後は1400メートルのみを6戦して負けたのは一度だけ。ドリームコンサートが中央では準オープンだったのに対して、タガノギャラクシーは1000万条件。とはいえ移籍後の勢いではドリームコンサートを上回るものがある。
昨年の金沢スプリントカップを制していたのがトウショウセレクト。その後1年近くの長期休養があり、復帰戦となった前走2着から再び2カ月近いブランク。勝ち切るには前走からの上積みが求められる。
歴戦のタッチデュールは、7歳にしてこれが通算137戦目。2年ほど勝ち星から遠ざかっているとはいえ、強敵相手のレースがほとんどで、この相手なら上位争いの可能性も十分。
園田FCスプリントの覇者ランドクイーンは、園田1400メートル戦で2勝を挙げているとはいえ、適距離はここのところ使われているもっと短いところにあると思う。
◎6ドリームコンサート
◯7タガノギャラクシー
▲8トウショウセレクト
△9タッチデュール
△3ランドクイーン
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