NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
いよいよ新旧チャンピオン同士の対決だ。もう5年も地元金沢では連対を外していないナムラダイキチに、JpnIの川崎記念を別とすれば中日杯から重賞4連勝中のグルームアイランド。
ここは川崎、笠松と、遠征しての重賞でも負けないグルームアイランドに期待する。門別でのデビューから南関東の条件クラスを経由して20戦17勝という成績。まだ底を見せていない。目標が、金沢所属馬はこれまで一度も勝ったことがないダートグレード。であればこそナムラダイキチにも負けられない。
脚部不安でなかなか順調に使えないナムラダイキチは、一昨年、昨年とも2戦ずつだったが、今年はこれが3戦目。それでもなぜか百万石賞だけは今年で5年連続出走で、これまでは2着、1着、1着、2着。昨年は、早め先頭のジャングルスマイルとの差を詰められずというレースだった。それ以来となったのが今シーズンの初戦で、A-3からA-2を楽勝。とはいえ今回が久々の一線級との対戦。しかも相手が全国区のグルームアイランドでは分が悪いと見る。
3番手にトウショウプライド。冬休み明けの4戦いずれもA1特別を使われて4戦3勝と好調。しかし昨年の中日杯では、勝ったグルームアイランドに2秒8もの差をつけられて4着。今回はどこまで差を詰められるか。
トウショウプライドが2強に真っ向勝負に行って崩れた時の3着候補に、中央1000万から転入初戦のA1特別が3着だったトニーポケット、A3特別まで3連勝中のバルタンセージ。
◎6グルームアイランド
◯1ナムラダイキチ
▲9トウショウプライド
△5トニーポケット
△3バルタンセージ
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