
デビュー以来芝のみを使われてきたアウォーディーだが、ダートに転向して驚きともいえる強さを見せている。前走シリウスステークスGIIIの勝ち方を見ると、芝の1000万条件あたりで勝ちきれなかったのがウソのよう。ただその後は不運が続いて、浦和記念JpnIIはフレグモーネで回避、東海ステークスGIIも脚部不安で回避となって、ダイオライト記念JpnIIは補欠1番から繰り上がることができなかった。そして5カ月半ぶりの実戦となるここはメンバーに恵まれた。ほかにダートグレード勝ちの馬がなく、しかも別定重量でも1キロ増だけの55キロなら負けられないところだろう。
相手となる中央勢は実績面でそれほど大差なく、その比較は難しい。門別デビューのダブルスター以外は地方の経験がほとんどなく、いきなり小回りの名古屋コースをこなせるかどうかというのも未知数。また中央馬はいずれもダートの中距離で実績を残しているという点では、距離適性でマイナス要因になる馬はいない。ここ4走芝を使われているマドリードカフェにしてもダート1800mで2勝を挙げている。
相手筆頭はモズライジンとした。1000万から準オープンを連勝し、その後のオープン3戦もまずまずの好走。まだ4歳ということでは今後さらなる上昇も期待できる。
ダブルスターは前走でオープン初勝利だが、それまでのレースぶりからは、まだオープン勝ちのないモズライジン、バンズームともそれほど実力差があるとも思えない。
バンズームは後方から直線一気というタイプだけに展開次第。直線の短い名古屋コースだけに、おそらく3コーナーあたりからまくってくるのだろう。
地方勢では、中央では500万下でも勝負にならなかったアクロマティックが、ここにきて4連勝と力をつけてきた。トライアルの梅見月杯を勝ったが、その勝ちタイムが2分6秒2。JpnIIIのここで馬券圏内を狙うには、少なくとも4秒くらいはタイムを縮める必要がある。
◎2アウォーディー
◯6モズライジン
▲1ダブルスター
△10バンズーム
△12アクロマティック
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当初は1月20日に予定されていた新春ペガサスカップだが、雪のため中止となり、その日の開催は代替開催が行われなかったものの、重賞のこのレースだけ約2カ月も延期され、出馬投票をし直して行われることになった。
その2カ月の間に見違えるように強くなったのがカツゲキキトキト。デビュー後2勝を挙げたあとはまったく目立たない存在だったが、一気に3連勝でスプリングカップを制した。そのスプリングカップは、3コーナーから1頭だけ違う脚色でまくってくると、逃げていたホウライマリーンを直線でとらえてあっという間に突き放し8馬身差の圧勝。今回は木之前葵騎手で重賞連勝を狙う。
相手には、スプリングカップでカツゲキキトキトを勝利に導いた大畑雅章騎手が騎乗するキタノアドラーブル。中央未勝利から転入して4戦3勝2着1回と、まだ底を見せていない。前走の笠松1400メートル戦が1分29秒6という勝ちタイムで、3歳のこの時期なら重賞で勝負できるレベルにある。
もともとの新春ペガサスカップには3戦全勝で臨むはずだったセブンサムライだが、前走で初めて土がついての2着。とはいえまだまだ見限れない。
メンバー中最多の6勝を挙げているホウライマリーンだが、なぜか重賞タイトルにはめぐまれず。スプリングカップはカツゲキキトキトには離されたが、1番人気のハイジャは1馬身半差(3着)で振り切った。マイペースの逃げに持ち込めれば引き続きチャンスはある。
重賞3戦連続で2着のベッロポモドーロ、同じく重賞ではあとひと息というメガホワイティらも上位を狙える力はある。
◎6カツゲキキトキト
◯9キタノアドラーブル
▲4セブンサムライ
△2ホウライマリーン
△12ベッロポモドーロ
△8メガホワイティ
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