NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
2003年まで重賞として行われていた秋の鞍が、地方全国交流の3歳重賞として復活。南関東と兵庫から各2頭、金沢から1頭が遠征してきた。
バズーカは園田の3歳特別、東海ダービー、そしてMRO金賞と、一時的な移籍だったり遠征だったりで、場所を変えて3連勝。その後さらに遠征しての黒潮盃は7着だったが、出走馬のレベルを考えれば、勝ち馬から1秒2差の7着はむしろ健闘といえる。ここ2戦で手綱をとった吉原寛人騎手、木村健騎手はともに療養中で、今回は高知から赤岡修次騎手が呼ばれた。
対抗には、黒潮盃でバズーカに続く8着だったアロマベール。前走戸塚記念では逃げて直線一杯かと思いきや、勝ったミスアバンセが並びかけてくると食い下がり、3/4馬身差で2着。成長がうかがるだけに、この馬を頭にした馬券も買いたいところ。
浦和のウイズキッドは、前走古馬のB3・C1特別を逃げ切って9馬身差圧勝。1500メートルの勝ちタイム1分34秒6も、3歳馬としては優秀なもの。一発あるかもしれない。
ハナノパレードは、1番人気に支持された東海ダービーでは逃げたものの3コーナーから失速して最下位。1600メートル戦なら見直しが必要かも。
ミトノレオは4月に新緑賞を制したあとも重賞で善戦。ここ2戦、古馬A級に入って4着、3着という実力だけに、このメンバーでも見劣りはしない。
2連勝と調子を上げてきたデルマチハヤは初めての重賞でどこまでやれるか。
◎3バズーカ
○8アロマベール
▲9ウイズキッド
△2ハナノパレード
△1ミトノレオ
△10デルマチハヤ
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