NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ちょっと寂しい7頭立ての3歳重賞。ここまで11戦10連対、正月には金杯を制しているスペクトルが断然。スプリングカップは2着に敗れたものの、3着馬には大差をつけた。勝ったシークロムはその後ホッカイドウ競馬に移籍して北斗盃で2着という実力。このメンバーなら実績的に抜けている。1800メートルは初めてだが、1600メートルで圧勝が何度かあるのでこなせるのではないか。
相手には中央未勝利から転入して2連勝中のシーキングザライト。前走は逃げて直線突き放し、2着に9馬身差をつける圧勝。不良馬場とはいえ水沢の1400メートルで1分28秒2は好タイム。あとは距離さえこなせればいきなりの重賞でも通用すると見る。
トーホクライデンはここまで1勝のみだが、10月以降3着以内を外しておらず、正月の金杯でもスペクトルに2馬身差の2着があった。逆転までは難しそうだが、シーキングザライトの実力がつかみきれないだけに、2着は狙える。
おそらく上記3頭の勝負で、以下は実力的に差がありそうだが、どれかが崩れたときの連下候補にマックスキュア。北海道時代はブロッサムカップで勝ち馬からコンマ8秒差があり、前走の岩手初勝利という勢いもある。
◎5スペクトル
◯7シーキングザライト
▲3トーホクライデン
△4マックスキュア
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