2歳時に金沢プリンセスカップを制したエムティサラは、その後しばらく勝ち星から遠ざかり、4走前、3走前でもベニバナオンリーに完敗というレース。しかしその後のここ2戦は直線だけの競馬で圧勝。ここに来て急激に力をつけた。距離延長もこの馬にはプラスと見る。
ベニバナオンリーは、冬季に遠征していた名古屋・笠松では結果を残せなかったが、金沢コースでは6戦全勝。よほどコースとの相性がいいのだろう。ただ前走が格下馬相手の辛勝で、そこから連闘で上積みがあるのかが気になるところ。
重賞初挑戦となるレオパルトは、2歳秋以来の復帰戦となった今シーズンの2連勝がいずれも楽勝。前走良馬場での1500メートルで1分37秒台はなかなかの好タイムで、まだ底を見せていない。鞍上の畑中信司騎手は今回の出走馬のうち3頭で前走を勝っており、その中でこの馬を選んだということでは期するところがあるのかもしれない。
1500メートルの持ちタイムで唯一1分36秒台(兼六園ジュニアカップ2着)があるのがハッピールミエール。さらに今回と同じ1700メートルの金沢ヤングチャンピオンでもクビ差2着の好走があり、経験面ではこの馬がナンバーワン。ただ冬休み明けのここ3戦、勝ちきれていないのが不安材料。
ここまで1勝のイヴシャンテマリーだが、金沢プリンセスカップではエムティサラの2着があり、3走前、2走前にもエムティサラと直線競り合っての2着があるだけに、上位を争える力はある。
中央未勝利から転入して2戦目の前走が圧勝のショウナンマドロスはまだ伸びしろがありそう。
◎1エムティサラ
◯3ベニバナオンリー
▲2レオパルト
△5ハッピールミエール
△4イヴシャンテマリー
△10ショウナンマドロス
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