中央の芝挑戦では結果を出せなったジュエルクイーンだが、その厳しいペースを経験してあらためて期待する。東京2歳優駿牝馬での5着はゲートの中で態勢が整わないときにスタートを切られて出遅れてのもの。小回りコースは必ずしもよくはないようだが、笠松での2戦はともに辛勝ながら制しており、笠松よりもコーナーが緩い名古屋コースなら実力を発揮できるはず。
グランダム・ジャパンのタイトルを狙って佐賀から遠征してきたのがユズチャン。花吹雪賞では高知・金の鞍賞1、2着馬にぴたりとマークされながらも振り切っての完勝。全国区でも通用しそうなだけに楽しみな存在。
ハナノパレードは、スプリングカップでは5番人気という評価ながら、3コーナーから徐々に後続との差を広げると2着に4馬身差をつけての逃げ切り圧勝。ここまで3着以内を一度もはずしておらず、まだ底を見せていない。
川崎から遠征のラブディーバ、金の鞍賞2着、花吹雪賞3着という高知のプリンセスボーラー、園田クイーンセレクションでトーコーヴィーナスの2着があるキクノレヨンらも侮れない存在。
◎8ジュエルクイーン
○1ユズチャン
▲2ハナノパレード
△5ラブディーバ
△10プリンセスボーラー
△9キクノレヨン
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今開催の古馬戦ではS1重賞のはがくれ大賞典が15日に行われ、このレースはA1・A2混合のS2重賞。2月28日の嘉瀬川賞を勝ったコパノエクスプレスが抜けて、その上位馬による再戦。
ここは嘉瀬川賞3着だったマイネルティンランの逆転に賭ける。2着マイネルパルフェとは1馬身差だが、マイネルティンランは中団よりうしろから追う展開で、ゴール前差を詰めたまでというレース。転入4戦目での慣れも見込め、位置取りや展開ひとつで結果は変わる。
一方のマイネルパルフェは、年明けの有明海特別(A1・A2)を勝ったあと3戦連続で2着。佐賀では2着3着が多く、相手なりに走るタイプなのかもしれない。
3番手には別路線組でブライトポジー。南関東B級から転入して2戦し、2着、3着だが、勝ち馬からはやや離されていた。南関東では1400~1600メートルを使われていただけに、今回1750メートルへの距離延長がどうか。
年が明けて今ひとつのレースが続いているコスモウィローだが、昨年後半の連戦連勝の頃の調子が戻るかどうか。
アルフェロアは年明けの九州オールカマーで3着があり、その力があれば上位争いも。
◎3マイネルティンラン
○6マイネルパルフェ
▲1ブライトポジー
△7コスモウィロー
△10アルフェロア
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金の鞍賞は差があっての6着だったオーヴァルブーケだが、ここにきてC3級からC2級で3連勝。前走の1400メートル戦も余裕があっての勝利。C1級に上がっても通用しそうで、金の鞍賞上位組とも互角以上に戦えるはず。
金の鞍賞を制したのがブルージャスティス。年明け初戦となった花吹雪賞でも、この世代の期待馬の1頭、ユズチャンに1馬身半差で食い下がっての2着なら、能力上位は間違いない。
リワードヘヴンも金の鞍賞は7着と惨敗だったが、その後に力をつけた。年明けは6戦して4勝、2着3着各1回。前走の勝利がようやくC3級だが、ここ2戦とも5馬身差の圧勝。古馬C級の上位クラスでも勝負になりそうなだけに、ここでも勝負になる。
金の鞍賞3着で、前走C2級の一般戦を勝ったサムライマジックも上位を争う力はある。
◎2オーヴァルブーケ
○3ブルージャスティス
▲6リワードヘヴン
△9サムライマジック
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今シーズン前半はまったくの不振だったフクドリだが、北見記念で今シーズンの初勝利を挙げると、帯広記念も勝利。その後の5戦は惨敗続きだが、700キロ台から800キロ台前半の、あまり重くない重量でのもの。ばんえい記念を見据えてということであれば、後半の古馬重賞2勝で実績は十分。
キタノタイショウは、ばんえい記念初挑戦の一昨年が3着で、昨年は5着。今シーズンの重賞ではばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったのみだが、帯広記念4着後は調子を上げてきている。もともとは高重量戦で期待された馬だけに、あらためての勝負がかりと見る。
連覇がかかるのがインフィニティー。700キロ台の負担重量で争われるドリームエイジカップを勝ったのはちょっと驚いたが、その重量で勝てたのはむしろプラスととらえたい。1トンの重量ではやはり外せない存在だ。
昨年3着のホリセンショウは、今回も早めに障害をクリアしてどこまで粘れるか。
フジダイビクトリーは今シーズン前半に重賞2勝を挙げたことで後半は重量に苦しんだ。ばんえい記念は初挑戦だが、一連の重賞のレースぶりから経験馬にも引けをとっていない。
ニュータカラコマは、ばんえい記念初挑戦となった昨年は4着。能力上位は間違いないが、岩見沢記念、北見記念、帯広記念という後半の高重量戦がいずれも着外という結果では、勝ち負けまでは厳しいかもしれない。
◎5フクドリ
○8キタノタイショウ
▲1インフィニティー
△9ホリセンショウ
△10フジダイビクトリー
△6ニュータカラコマ
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B級馬による1400メートルのS2重賞で、この開催では28日に同じB級馬による1800メートルの佐賀弥生賞も行われる。
シゲルケンシンは、中央1000万下から転入して2連勝。前走、今回と同条件の春望賞は、4番手追走から3から4コーナーで楽に先頭を捕えると、直線突き放して完勝。このクラスならまだまだ余裕と思える勝ち方だった。
相手にも2連勝中のマンハッタンヘンジ。こちらは中央未勝利から転入し、1750メートル戦では2戦連続して見せ場がなかったが、1400メートルに距離短縮されて2連勝。この馬も後続を寄せつけずという勝ち方で、しかし今回は2カ月半ぶりの実戦でどれだけ力を発揮できるか。
バカニシナイデヨは、12月の師走賞ではマンハッタンヘンジに5馬身+クビ差で3着があり、前走春望賞では直線伸びたもののシゲルケンシンに2馬身差の2着。上記2頭とはちょっと差がありそうなレース内容だが、兵庫から転入して今回が5戦目。徐々にレースぶりはよくなってきている。
中央から転入初戦となるエアウィーバーは4カ月ぶりの実戦でどうか。春望賞でバカニシナイデヨにゴール前でとらえられて3着だったリリーも馬券圏内なら。
◎9シゲルケンシン
○4マンハッタンヘンジ
▲2バカニシナイデヨ
△11エアウィーバー
△6リリー
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