NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
この週末は同じ2000メートルで、日曜日にA1クラスの馬たちによる鏡山賞があり、この嘉瀬川賞はA2クラスの馬たちによるS2重賞。とはいえ実際には、2月14日の唐津湾賞、15日の早春賞の先着馬はこの嘉瀬川賞に出走していて、賞金は安くともレベルの高いレース。
本命は、唐津湾賞で2着だったマイネルパルフェ。唐津湾賞で惜しくもハナ差先着を許したバルーンは、もともとホッカイドウ競馬で重賞勝ちがあり、さらに得意の距離となって力を発揮した。それを考えれば2着はむしろ好走というレース内容。ここ3戦連続連対と好調で、ここでも相手関係的に崩れることはなさそう。
中島記念2着が光るのがコパノエクスプレス。前走佐賀記念JpnIIIも8着とはいえ地元最先着。ときに凡走もあり安定感に欠けるところもあるが、このメンバーに入れば能力上位は間違いない。
マイネルティンランは中央1000万下からの転入2戦目となった前走唐津湾賞で、マイネルパルフェに1馬身差の3着。走り慣れたこの距離で、しかも山口勲騎手への乗替りで上積みも期待でき、ここで一発の期待もできる。人気があまりないようならむしろ狙いはこの馬。
昨年11月の九州大賞典で2着があり、前走早春賞で2着だったシゲルリンゴや、昨年12月の関門海峡特別まで連戦連勝だったコスモウィローらも上位を脅かしそう。
◎3マイネルパルフェ
◯8コパノエクスプレス
▲9マイネルティンラン
△1シゲルリンゴ
△2コスモウィロー
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