NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ホリセンショウは、昨年の帯広記念がなんと9歳にしての重賞初勝利で、前走がそれ以来1年近くぶりの勝利。ここにきて調子を上げてきて、しかも昨年と同じ別定増量なしの890キロで出られるのは有利。中心はこの馬。
ニュータカラコマは好不調の波が大きく、1番人気に支持された岩見沢記念で惨敗してからはさっぱりだったが、ここに来て調子を上げてきた。昨シーズンのばんえい記念では2番人気に支持されながら、かなり差をつけられての4着だったが、今シーズンもばんえい記念に向けて調整していくと思われる。
ホクショウユウキは、岩見沢記念を勝って北見記念2着と、若い5歳(明けて6歳)ながら高重量戦に適性を示してきた。はじめて経験する900キロの重量でどんなレースを見せるか。
インフィニティーは、この時期の重賞としては基礎重量の軽いドリームエイジカップで勝ってしまった。狙いは間違いなくばんえい記念の連覇で、ここでは自身のレースぶりというより、900キロ前後の重量で他馬がどれだけ苦戦するかという要素のほうが大きいように思う。
キタノタイショウはここ3走で勝ち馬から10秒以上の差をつけられての敗戦が続いているが、昨年も直前は同じような状況で、しかし帯広記念で復活という走りを見せた。この馬もここからばんえい記念に向けて調子を上げてくるだろう。
負担重量的に、勝負になるのは以上5頭と見る。
◎6ホリセンショウ
○2ニュータカラコマ
▲1ホクショウユウキ
△4インフィニティー
△10キタノタイショウ
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