NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
クラス別定の重賞で、近年、勝つのはほとんどA級馬ばかりだったが、2013年春、2014年春はB級格付けの馬が勝利。とはいえ、ともに連勝か連続連対という馬で、A級馬に対してB級2キロ減、C級4キロ減という斤量差では、A級がバリバリのオープンというメンバーではなくとも、格下からではよほどの上がり馬でないと通用しない。
その上がり馬と思われるのが明け4歳のサカジロハンサム。中央未勝利から転入し、3歳戦からC級特別まで6連勝。昇級初戦となるB級特別に出走予定だったが、雪で中止。出走が2週先延ばしになったが、調整過程での不都合などがなければ、ここはいきなりの重賞制覇に期待したいところ。
アイビスティは、勝利こそ4月のA4戦以来遠ざかっているものの、9月以降のA3特別では堅実に上位に入り、特に2走前のJRAとの条件交流ではハナ差の2着と好走を見せた。むしろこの馬を連軸として狙うという手もあるかもしれない。
ブライトシンプーは、前走A3特別でアイビスティに先着しての2着。2012年の岐阜金賞の勝ち馬で、その後はA1特別でも入着経験がある。A3クラスがほとんどというメンバーなら互角以上のレースが期待できる。
ここ2戦のA3特別で好走を見せたトーホウボンバー、逃げるとしぶといナムラダンサーらも侮れない。
◎3サカジロハンサム
○11アイビスティ
▲8ブライトシンプー
△7トーホウボンバー
△5ナムラダンサー
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