トーコー軍団の3歳世代の重賞勝ち馬3頭が揃い踏みとなったが、残念ながらこの秋はいずれも期待ほどの成績が残せていない。ならば好調持続ハルイチバンの逃げ切りに期待する。今年ここまで8戦してオール連対。重賞では1勝2着2回で、その2着2回の勝ち馬は、オオエライジン、タガノジンガロという兵庫のチャンピオン級。そのクラスの馬がいない今回のメンバーなら迷わず中心に。
トーコー軍団の中では牝馬のトーコーニーケに期待。ロジータ記念では3番手を追走しながら直線伸びが見られず6着。休み明けで本来の仕上がりにはなかったようだ。今回はそこを叩いての上積みが見込め、古馬との対戦とはいえ兵庫サマークイーン賞(11着)のようなことはないはず。
デンコウチャレンジは4戦連続連対中。重賞初挑戦となった前走兵庫クイーンカップではラヴフェアリーに3/4馬身差及ばずの2着だが、好位から4コーナーでは前をとらえにかかってという見せ場はあった。展開ひとつでチャンスはありそう。
その兵庫クイーンカップでゴール前差し切ったのがラヴフェアリー。こちらは3着4着と勝ち切れないレースが続いているなかで6番人気での勝利だった。牡馬との重賞は初挑戦となるだけに、どこまで前に迫れるか。
トーコーガイアは岐阜金賞では3着。とはえい勝ったノゾミダイヤは、その前に古馬との重賞・オータムカップを制しており、2着だったキーアシストはその後に東海菊花賞を制した。トーコーガイアも同じレベルにあると考えれば、地元の古馬相手でも通用する可能性はある。
特別2連勝中と好調のタガノバロットは、ここ3年ほどで6勝を挙げているが、それはいずれも1400メートル戦。今回は距離が課題となりそうだ。
◎2ハルイチバン
◯5トーコーニーケ
▲6デンコウチャレンジ
△8ラヴフェアリー
△10トーコーガイア
△11タガノバロット
園田金盃の出走表はこちら