ばんえい菊花賞で2着のキサラキク、同4着のアサヒメイゲツと、牡馬相手に上位に食い込んだ2頭が、今回の出走馬の中では格付けでも上位。全馬660キロの定量戦ゆえ、その実績を素直に評価する。
あとはやはりばんえいの若馬同士の重賞のセオリーとして、格下でも近走で力をつけてきて勢いのある馬に可能性がある。その筆頭が、C級でも4戦連続連対中のソラチキクヒメ。そして前走でB4級を快勝しているセンゴクイチ。
マルタウンカイは、勝ち切れないとはいえここ2戦、B3級で差のない競馬をしえいるところを評価。
アアモンドセブンは、ばんえい菊花賞では7着だったが、今回とほとんど同じメンバーで争われていた2月の黒ユリ賞ではキサラキクの2着という経験がある。この馬はちょっと怖い存在。
◎2キサラキク
○5アサヒメイゲツ
▲9ソラチキクヒメ
△1センゴクイチ
△4マルタウンカイ
△10アアモンドセブン
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石川門ジュニアカップでのエムザックサンダーは強かった。単騎で逃げたイヴシャンテマリーの2番手を追走し、直線を向いてとらえると楽に5馬身突き放した。とはいえそれは地元デビュー馬限定戦。11月4日の兼六園ジュニアカップでは、ホッカイドウ競馬からの転入馬、アロマベール、ハッピールミエールに軽くひねられていた。同じような位置を追走したが、直線を向いての追い比べになると瞬発力の違いを見せつけられた。
今回もそのアロマベール、ハッピールミエールが中心。特にアロマベールは、門別のレベルの高い重賞でこの世代の一線級に揉まれてきた経験は大きく、重賞以外でも9月9日のウィナーズチャレンジ6着は、その後に北海道2歳優駿JpnIIIで3着に好走したクラバズーカーに0秒7差と、それほど差のないレースをしている。
エムザックサンダーは、その2頭に対してどこまで差を詰められるか。
金沢プリンセスカップを制したエムティサラ、石川門ジュニアカップではエムザックサンダーに交わされてからもなんとか2着に粘ったイヴシャンテマリーらは、勝ち負けまでは難しそうだが、エムザックサンダーが勝ちにいって沈むような展開になれば馬券圏内のチャンスはある。
◎2アロマベール
○6ハッピールミエール
▲4エムザックサンダー
△10エムティサラ
△7イヴシャンテマリー
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