NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
タッチデュールによる連覇の可能性が高い。ダートグレードへの挑戦も多いため着順の大きい数字が目立ってしまうが、ダートグレードを除くと昨年の5月以降は3着以内を一度も外していない。今年7月の兵庫サマークイーン賞は3着だったが、先着されたのはエーシンサルサ、アスカリーブルという全国レベルの両馬。その後地元のくろゆり賞を制し、ビューチフル・ドリーマーカップ、秋桜賞はともに2着だが、それぞれ先着されたのはアスカリーブル、ピッチシフターと、いずれもダートグレード入着級。今回のメンバーにはそうしたレベルの馬が見当たらないことからも、最有力と見る。
エーシンスパイシーは、下級条件から連戦連勝で勝ちあがり、A2特別で足踏みはあったが、前走1700メートルのA1特別初挑戦で勝利。重賞初挑戦だが期待してよさそう。
同じようにまだ底を見せていないのがデンコウチャレンジ。1400メートルを2連勝中で、今回1700メートルに戻ってどうか。
B級で4連勝中のオーケストラピットは格上挑戦。それでも1700メートル戦では、不良馬場で1分49秒台、良馬場で1分52秒台の勝ちタイムがあるので、いきなりでも通用する可能性はある。
金沢から遠征のマリントウショウは、中央1000万下からの転入初戦となったA-1特別で2着。この馬も通用するレベルにはある。
◎7タッチデュール
◯2エーシンスパイシー
▲4デンコウチャレンジ
△8オーケストラピット
△10マリントウショウ
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