高知の3歳三冠を狙うのがニシケンメイピン。その後古馬との重賞、トレノ賞4着、珊瑚冠賞5着という成績なら、3歳同士なら実績では抜けている。
逆転で待ったを狙うのが、高知優駿では惜しくもアタマ差で2着だったニシノマリーナ。実際に栴檀特別ではニシケンメイピンを負かしており、この馬も古馬A級に混じって善戦している。
アベニンレジーナは、黒潮皐月賞はそれほど差のない3着だったが、高知優駿は4着。とはいえ高知優駿は競り合った2頭から1秒8も離されていたが、ひと夏を越えて、その差が縮まっているかどうか。
高知優駿3着で、古馬C1級で勝利を収めているビッグスプラッシュは夏あたりから急激にちからをつけている。
黒潮皐月賞2着で、1番人気で臨んだ高知優駿は7着だったマルチヴィグラス、3歳戦で2連勝中のドリームスカイハイらも上位を狙えそう。
◎6ニシケンメイピン
○4ニシノマリーナ
▲10アベニンレジーナ
△8ビッグスプラッシュ
△7マルチヴィグラス
△5ドリームスカイハイ
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近走の好調ぶり、さらにダート1600メートル戦での実績からも、ベストウォーリアが中心。3歳以降で惨敗といえるのは、ジャパンダートダービーJpnIでの5着と、フェブラリーステークスGIでの13着のみ。中央勢にGI/JpnI勝ち馬がいないという今回のメンバーであれば、実績的にも安定感でも抜けている。
ポアゾンブラックは、前走ダートのオープンを勝利した勢いで、今回がダートグレード初挑戦。中央では1400メートルまでしか経験していないが、デビューした兵庫では1700メートルの菊水賞まで負けなしの5連勝だった。地元のナムラタイタンやコミュニティがどう出るかだが、マイペースで逃げたときに、ベストウォーリアの末脚を封じ込められるかどうか。
上昇度では、前々走オープン2着、そして前走で勝利のナガラオリオン。しかし距離経験が一度しかなく、左回りは2度走って結果を残せず。不安材料が多い。
地元というか地方の期待はナムラタイタンが一身に背負うことになりそう。岩手に移籍して3連勝はいずれも大差勝ち。ただ、予定していたマーキュリーカップJpnIIIを夏負けで回避し、今回4カ月ぶりの実戦となることから△まで。
オーバルスプリントJpnIIIを制したキョウエイアシュラは、展開的に恵まれたところがあった。GI/JpnI馬がいないとはいえ、このメンバーに入って勝ち負けまではどうだろう。
アドマイヤロイヤルは3年連続での南部杯JpnI出走。過去2回とも勝ったのがエスポワールシチーで、ともに1秒以上の差をつけられていただけに、コース適性面からも強くは推せない。
◎10ベストウォーリア
○9ポアゾンブラック
▲7ナガラオリオン
△14ナムラタイタン
△4キョウエイアシュラ
△5アドマイヤロイヤル
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