このレース過去6年で5勝しているホッカイドウ競馬からは4頭が遠征。とはいえいずれも1勝馬でなかなかに比較が難しいが、素質を評価してエクストリングランを本命に。デビュー2戦目のアタックチャレンジが7馬身差の圧勝で、4戦目となった前走のウィナーズチャレンジではゴール前4頭の接戦ながら3着と勝ちに等しいレース。母エイブルインレースは2008年のこのレースの勝ち馬で、母仔制覇の期待がかかる。
芝の実績ではパーティメーカー。JRA札幌のコスモス賞では直線いい脚を使って勝ち馬からコンマ6秒差の4着と見せ場があった。北海道勢では唯一、地元の齋藤雄一騎手を起用してきた。
ネガティヴもJRA札幌のクローバー賞で、着順こそ7着だが勝ち馬からはコンマ6秒差。アジュディミツオー産駒では、トレードされて北海道から笠松に移籍したティープリーズが準重賞の秋風ジュニアを制し、18日の園田プリンセスカップでも2着と好走しているが、この馬もその勢いに続けるかどうか。
大井で新馬戦を勝ったのみというロゾヴァドリナも怖い存在。
前哨戦の若鮎賞では初めての芝ながら勝利したキモンイーグルの勝ちタイムは1分44秒3。過去のジュニアグランプリの勝ちタイムを見ると、雨で不良だった2011年のワタリドラゴンの1分44秒4というのはあるが、それを除くともっとも遅いタイムでも1分42秒0。キモンイーグルにとっては相当タイムを詰めなければ、歴戦の北海道勢との対戦では厳しそう。
ハニームーンは7戦して4連対で掲示板外がないという安定した成績。芝が合えば上位争いも。
地元岩手勢ではもう1頭、ビギナーズカップでハナ差2着だったトーホクフェアリーが初めての芝でどうか。
◎4エクストリングラン
○12パーティメーカー
▲11ネガティヴ
△10ロゾヴァドリナ
△2キモンイーグル
△8ハニームーン
△5トーホクフェアリー
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5連勝で古馬C1戦を制したランデックハーツは、まだまだ上が狙える。前走は初の古馬との対戦だったが、スタートから楽にハナを奪うと、直線を向くと鞍上の村上忍騎手はすぐにうしろを振り返って後続勢の脚色を確認。軽く追っただけで突き放し、2着に7馬身差をつける圧勝。まだまだレースぶりには余裕があった。岩手では初めてのマイル戦となるが、中央時代はマイル以上の距離を使われていただけに、問題にはならないだろう。
ステージアートは、3走前の1000メートルのハヤテスプリントこそ6着だったが、それを含めてもここ6戦で4勝。確実に力をつけてきている。
中央から転入初戦となるバイザスターンは、中央ではダートの1000~1800メートルを使われて2着が4回と、もう少しのところで未勝利を脱出できず。◎にしたランデックハーツが中央では7戦して6着が最高という成績なら、バイザスターンにはここであっさりという場面があってもおかしくはない。ただ成績にはムラがあって、岩手の環境やコースがどうかという不安もある。
フラッシュモブは、4走前のひまわり賞で見せた直線での切れる脚が印象的だった。盛岡コースに戻って再び、ということは十分考えられる。
ユナイテッドボスは、これまで重賞6戦して2着2回に3着2回と惜しいところでタイトルを逃している。盛岡のダートマイル戦は今回が初めてだが、水沢のマイル戦では8戦して3着以内6回という実績がある。
スプリングカップ2着以来5カ月半ぶりとなるリュウノファイトは仕上がり次第。
◎8ランデックハーツ
○1ステージアート
▲2バイザスターン
△12フラッシュモブ
△3ユナイテッドボス
△5リュウノファイト
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サクセスストーリーの前走ウィナーズチャレンジ勝ちは、出走12頭中11頭が一団で進むなか、1頭だけ離れた最後方を追走。4コーナーでようやく馬群のうしろにとりつくと、大外から直線一気で全馬を交わし去った。2歳馬らしからぬ大胆なレースぶりで、相当な能力がありそうだ。
プレミアムトークは3戦目のアタックチャレンジが初勝利だが、続く前走のオープンで2着に好走。このときの走破タイムが1分13秒9で、メンバー中1200メートルを1分13秒台で走っているのはこの馬だけ。ここまで4戦1勝だが、安定して力を発揮している。
ジュエルクイーンもアタックチャレンジを勝ったのみだが、オープンのカネヒキリ賞3着、フルールカップ3着、リリーカップ2着と、この世代のトップクラスと互角のレースを続けている。
キタイノホシの前走ブリーダーズゴールドジュニアカップ11着は、1800メートル戦だけに度外視。初勝利は5戦目のアタックチャレンジだが、このとき1馬身半差で2着に負かしたのがプレミアムトーク。この距離でこそ力を発揮する。
タイセイスウォードは、アタックチャレンジでジュエルクイーンを負かし、オープンのカネヒキリ賞でもジュエルクイーンに先着しての2着と、印上位馬と実力は互角。
コルセアはJRA認定競走こそ勝っていないが、未勝利、5組と連勝し、さらに4組戦でも2着と力をつけてきている。
◎6サクセスストーリー
◯7プレミアムトーク
▲4ジュエルクイーン
△3キタイノホシ
△2タイセイスウォード
△5コルセア
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いよいよグランダム・ジャパン2歳シーズンがここからスタート。一昨年、昨年と他地区からの遠征馬に勝利をさらわれたが、今年は地元兵庫勢に無敗馬が2頭。その1頭、トーコーヴィーナスは、2戦ともに圧倒的な強さというわけではないが、まだまだ調教を目一杯はやっていない状態でのレース。管理する吉行龍穂調教師は、今年の3歳、トーコーガイア(兵庫ダービー)やトーコーニーケ(グランダム・ジャパン3歳シーズン優勝)よりも素質は上と見込んでいる。兵庫はこの世代もトーコー軍団への期待が高まる。今回、主戦の木村健騎手が腰痛のため休養中で、白羽の矢が立った小谷周平騎手がどんなレースをするかも見どころ。
デビューから3連勝がショウリ。ここまで820メートル、1400メートルの持ちタイムでは、トーコーヴィーナスよりも上。田中学騎手はライバルのトーコーヴィーナスにも騎乗したことがあり、その力を知っているだけに、こちらのほうが有利かもしれない。
3頭が遠征してきた北海道勢では、もっとも経験豊富なマイファンファーレ。2歳牝馬の重賞はともに着外だったが、3走前の2歳オープンで接戦の2着と素質の高さを示している。
ラブミーダイヤは、1000メートルのフレッシュチャレンジを好タイムで勝利。キャリア2戦目が遠征競馬で未知数な部分も少なくないが、門別の坂路で乗り込まれてきた。
北海道から笠松に移籍して秋風ジュニアを制したアジュディミツオー産駒のティープリーズ、北海道の2歳オープンで掲示板は確保しているユメノヒトを連下候補に。
◎8トーコーヴィーナス
◯9ショウリ
▲3マイファンファーレ
△4ラブミーダイヤ
△10ティープリーズ
△1ユメノヒト
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長距離適性がありそうなメンバーが集まったなかで、2000メートルまでしか経験はないものの中心はグッドグラッド。今シーズンいよいよ本格化という感じで、初戦のコスモバルク記念2着に続いて、星雲賞で重賞初勝利。赤レンガ記念ではトミケンヒーローに6馬身離されて2着だったが、そのトミケンヒーローは今回不在。スローペースでも折り合いがつくタイプで、距離延長でさらに力を発揮しそうだ。
スーパーパワーは、今シーズン5戦して勝ち星はないものの、星雲賞では向正面で仕掛けて一気に先頭に立ってという競馬で、最後はグッドグラッドに交わされたものの半馬身で2着。身上とする強烈なまくりがハマれば、圧勝という場面があってもおかしくはない。
モズは、中央では芝の中長距離でオープンまで出世し、昨年、岩手転入初戦となった2500メートルの北上川大賞典を逃げ切った。門別転入初戦の前走では、クラグオーに2馬身差をつけての快勝。実績的にも見劣りはしない。
クラグオーは、昨年の王冠賞の2着馬で、南関東から戻った今年は重賞にこそ出走していないものの3戦連続2着。クラキンコの全弟だけに、この舞台でという可能性はある。
ニシノファイターの今シーズンは、特別では4戦全勝だが、重賞はコスモバルク記念12着に、赤レンガ記念は2着のグッドグラッドに半馬身差の3着。一昨年の王冠賞以来の重賞勝ちがかかる。
今年、王冠賞を制したスタンドアウトは、その前に古馬B級の1800メートル戦を逃げ切っていて、55キロを生かして見せ場をつくれるかどうか。
◎11グッドグラッド
◯7スーパーパワー
▲4モズ
△2クラグオー
△5ニシノファイター
△9スタンドアウト
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