NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
金沢所属馬として初めて東海ダービーを制したケージーキンカメは、13日の大井の黒潮盃に出走してもおもしろかったと思うが、地元のここで確勝を期すということなのだろう。とはいえ、兵庫・笠松から遠征馬が5頭、ジャパンダートダービーJpnIを別とすれば、これまででもっとも手強いメンバーが集まった。それでも東海ダービーの一方的な勝ち方なら、地元では負けられないところ。
トーコーポセイドンは兵庫の2歳チャンピオン。5カ月ぶりのぶっつけで出走した兵庫ダービーは僚馬トーコーガイアから離されての3着。しかし素質的にはトーコーガイアと差はなく、その後2戦しての上積みがあれば全国区で通用する逸材。隣枠に入ったケージーキンカメとのハナ争いにも注目。
ディアブレイズンは、ケージーキンカメ不在の北日本新聞杯を完勝。しかし直接対決では大差をつけて敗れていたため、逆転までは難しそう。
兵庫のクリノエビスジンは、菊水賞、兵庫ダービー、いずれも2着。ともに着差はあったので、ここでも勝ち負けまではどうか。ただ中央未勝利から兵庫に移籍して以降の13戦で3着を外したのは2度だけという安定感は評価できる。
中央未勝利から金沢に転入して2連勝中のデューイ、同じく中央から笠松に移籍して2勝、2着1回のコパノサムタイムらも連下なら食い込んでくる可能性も。
◎5ケージーキンカメ
○6トーコーポセイドン
▲2ディアブレイズン
△1クリノエビスジン
△9デューイ
△3コパノサムタイム
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