園田FCスプリントを快勝したエスワンプリンスがスーパースプリントシリーズ・ファイナルの習志野きらっとスプリントに遠征するようで、ここは不在となった。
となると、やはり中心は中央から転入後4連勝中のサウスパシフィック。前走が中央時代も含めて初めての1400メートル戦で、縦長の4番手を追走して向正面から追いどおし。しかし4コーナー手前で前を捉えると、直線は後続を寄せつけずの完勝となった。勝ちタイム1分29秒6は、近年の吉野ヶ里記念の勝ちタイムからするとやや物足りないが、近走で1分29秒を切っているのはマイネルパルフェのみ。それも2走前、3走前で負かしているとあれば、やはりこの馬が堅い中心となる。さすがに中央の500万下で頭打ちという成績では、佐賀記念JpnIIIで勝ち負けは厳しいだろうから、狙いはここと考えるべきだろう。
相手筆頭はやはりマイネルパルフェ。中央から転入後8戦していずれも3着以内。しかも3着に敗れたのはいずれも2000メートル戦。前々走、1400メートルの九千部山賞では1分28秒8というまずまずのタイムでスイングエンジンやキングダムキングを負かしている。この距離ならサウスパシフィックを負かす場面もあるかもしれない。
スイングエンジンは中央1000万下から転入。1400メートル戦を2戦していずれも2着は、それぞれマイネルパルフェ、サウスパシフィックに先着されてのもの。レース内容的に逆転まではどうか。
キングダムキングは、大井から転入初戦の1400メートル戦で9馬身差の圧勝があり、勝ちタイムは1分28秒7。ただこのときは時計の出やすい不良馬場だっただけに、その後の対戦成績を見ても割り引いて見る必要はありそう。
A2クラスからの挑戦だが、コスモガラサはここ3戦の1400メートル戦で3、1、3着と好調だけに、連下争いにはからんでくるかもしれない。
◎2サウスパシフィック
◯4マイネルパルフェ
▲1スイングエンジン
△7キングダムキング
△8コスモガラサ
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