NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
中央未勝利から転入して4連勝中のシゲルシリベシの力が抜けている。転入初戦こそ2着にコンマ3秒差だが、以降の3戦はいずれも1秒以上の差。前走も楽にハナを奪って3コーナーあたりから追い出されると徐々に後続との差を広げ、直線半ばからは追うのをやめて楽々とゴール。そのときの1400メートルの勝ちタイムが1分31秒3(良)で、前々走が稍重とはいえ1分30秒6。そのほかの馬たちの1400メートルの持ちタイムが、速い馬でも1分31秒台で、32~33秒台がほとんど。タイム面だけでもシゲルシリベシの実力がわかる。
テッドは前走九州ダービー栄城賞で10番人気ながら2着。直線一旦は先頭に立って、勝ったかと思わせる場面があった。それを含めてここ3戦は、勝ち切れないとはいえ勝ち馬からは0秒3位内と好走。ここにきて力をつけている。
フクノドンは、ホッカイドウ競馬では未勝利だったが、転入後は6戦2勝、2着1回。連対している3戦がいずれも1400メートル戦だけに、この距離でこそ。
前々走の初夏賞で2着だったプリンスレオン、中央未勝利から転入して11戦してそのうち8戦が3着以内というリネンスウィフト、重賞や遠征など強い相手に揉まれてきたグランドヴィーナスら、2着3着ならどの馬にもチャンスがありそう。
◎8シゲルシリベシ
◯6テッド
▲3フクノドン
△7プリンスレオン
△1リネンスウィフト
△2グランドヴィーナス
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