地元笠松勢は6頭だが、むしろ遠征勢に意気込みを感じる。昨年のこのレースは金沢勢のワンツーで、ケージーアメリカンが2着。その後地元のA1~A2特別でほとんど休みなく走り、3着を外したのが2度だけという堅実な成績。ここ3戦連続で2着とはいえ、3走前は1400メートル戦でジャングルスマイルに1馬身差まで迫って2着。この秋以降に重賞で好走したのが、牝馬同士の重賞を勝ったタッチデュールと、瑞穂賞2着のエイシンナナツボシだけというメンバーなら、今年こそはという期待大。
エイシンナナツボシは、前走が道営から兵庫に再転入しての初戦。前回兵庫での在籍が橋本忠男調教師で、今回はその息子さんで昨年秋に開業したばかりの橋本忠明調教師。道営ではこの秋に瑞穂賞2着があり、道営記念8着とはいえ勝ち馬から1秒差という実力なら十分に通用する。ただ転入初戦となった前走の園田1400メートル戦で4着だったように、この距離はちょっと忙しいかもしれない。
エーシンハダルは、中央準オープンからの転入初戦。ここ4戦は二桁着順だが、いずれも1400メートル戦で、勝ち馬からもっとも離されたときでも1秒3差ならいきなり通用してもおかしくない。
明けて10歳になったシンボリバッハは、昨年2度の連対が10番人気、11番人気と、好走するときは突然という感じ。笠松では2012年7月に同じ1400メートルのサマーカップ制覇という経験があるだけに、あっと言わせる場面はあるかもしれない。
ホワイトランナーは、前走でケージーアメリカンとの接戦をハナ差で制しているが、この馬もあまりアテにできないタイプ。
タッチデュールは兵庫クイーンカップを制していよいよ復活を思わせたが、牡馬とのこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎6ケージーアメリカン
◯7エイシンナナツボシ
▲10エーシンハダル
△1シンボリバッハ
△3ホワイトランナー
△5タッチデュール
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