ミラノボヴィッチが8連勝でA2特別まで突破した。後続を引き付けての逃げから3コーナーで差を広げると、あとは後続の脚色を確認しながら完勝のゴール。兵庫では転入当初、1700メートル戦で惨敗していたためか、その後は短距離に絞って使われていたが、1年5カ月ぶりとなった1700メートル戦でもまったく問題ない走りを見せた。この勢いなら重賞突破も可能だ。
マンボビーンは名古屋に遠征した秋桜賞では1番人気と期待されながらもまったくレースをせずに10着。前走も8着と見せ場なし。しかしここ1年で挙げている3勝はいずれも1700メートル戦。この距離で巻き返しを期待したい。
キューティガビーは、前々走で園田チャレンジカップを勝ったものの、近走はあまり良績がないこの距離でどうだろう。
兵庫ダービー馬ユメノアトサキは、1番人気に支持された園田チャレンジカップで3着、前走姫山菊花賞で6着と、古馬との対戦ではいまひとつ結果が残せていない。ミラノボヴィッチとのハナ争いがどうかだが、ミラノボヴィッチが外枠だけに、逃げてマイペースに持ち込めればチャンスはある。
リジョウクラウンは後方からのまくり一発というタイプだが、5走前の兵庫サマークイーン賞、続く摂津盃、9月13日のA1A2特別と、好位につける積極策で上位に食い込んでいる。展開に左右される面はあるが、今回もペースが落ち着く1700メートル戦で、好位がとれれば一発はあるかもしれない。
タッチデュールは、9月のオータムカップでは1、2着馬からは離されたとはいえ3着。前走のA2特別では2番手から前の馬をとらえ3馬身差をつけて快勝。かなり復調してきた様子で、そろそろ地方重賞なら警戒が必要かもしれない。
◎11ミラノボヴィッチ
○8マンボビーン
▲7キューティガビー
△5ユメノアトサキ
△2リジョウクラウン
△3タッチデュール
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