NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
百万石ジュニアカップ組が4頭いるが、いずれも大きく離された6着以下というメンバーで、ここは兼六園ジュニアカップで惜しくも2着だったフリオグレイスーに重賞制覇の大きなチャンス。前々走2歳1組特別での1500メートル1分37秒7という勝ちタイムは、百万石ジュニアカップのイグレシアスの勝ちタイムをコンマ1秒だが上回るもの。ここでは実力断然だ。
相手は、11月5日の2歳2組のメンバー。勝ったスイートラブコンは、前で競り合う2頭をとらえ抜け出しての完勝。北海道から転入初戦だった前々走は3着だったが、勝ったアキレウスはその後に百万石ジュニアカップで2着と、金沢のこの世代のトップを争うレベルの馬。
イービーカリーノは、その2歳2組戦で1番人気に支持されたものの3コーナーから失速して6着。ただこれはスタートからプリティモンスターと競り合ってのもの。前々走転入初戦の逃げ切り圧勝のレースぶりから、前走の結果が実力ではないと見る。
その前走で逃げて2着だったプリティモンスターは、今年大活躍のヨハネスブルグ産駒。この3頭はもう一度やれば着順は変わりそう。
結果的に印をつけたのは北海道からの転入組。いずれも門別では1勝のみか、2着が最高という成績だったが、やはりここに入るとレベルが高い。
◎6フリオグレイスー
○5スイートラブコン
▲1イービーカリーノ
△8プリティモンスター
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