サーモピレーはデビューから1200メートルで2連勝。フレッシュチャレンジは2着に7馬身差、2戦目のスマートファルコン賞でも先行3頭の手ごたえを見ながらその外を追走し、直線を向いて追い出されると、直線半ばからは後続を離すばかりの独走となって2着に6馬身差をつけた。今回も同じ1200メートルで、まだまだ底を見せていない。
ニシケンモノノフは、デビュー2戦目のアタックチャレンジで大差圧勝。続く3戦目では1700メートル戦も制しているが、2戦目のレース内容からこの1200メートルでこそ力を発揮しそう。
ヒワノスーパーは、前走JRAのすずらん賞で勝ち馬からは離されたとはいえ、後方から押し上げて4着に入線。芝1200メートルで勝ちタイムが1分14秒3で、ヒワノスーパーは1分16秒4。門別のダートよりもタイムがかかるほど極悪の馬場だった。上がり3ハロン39秒5は勝ち馬とタイでメンバー中最速。そうしたスタミナのいるレースを経験して力をつけ、ここで一発の可能性はある。
ヤマノミラクルはここまで8戦してすべて3着以内という堅実派。勝ち馬に1秒以上の差をつけられたのは、デビュー戦と、一度だけ出走した1700メートル戦のみ。短距離なら相手なりに走る。
ライブリーソウルも1200メートル以下では4戦して3着を外したのは1回だけ。前走の勝ち馬ダブルハッピーは、その後にフローラルカップで半馬身差の2着という実力。その前走では3/4差2着がヤマノミラクルで、ライブリーソウルは半馬身差で3着と、ほとんど差はない。
ドントコイは、デビューから5戦すべて1000メートルを使われ、やはりすべて3着以内を確保。父セイントアレックスは、その母が01年にエーデルワイス賞から北海道2歳優駿を連勝したフェスティバルで、それをアメリカに送り込み、北米二冠馬アフリートアレックスをつけて誕生した期待馬。しかしレースでは結果を残せず、種牡馬として輸入された。初年度産駒となる今年の2歳世代は6頭が血統登録され、これまでにデビューした4頭すべてが勝利を挙げている。産駒は少ないながらも活躍を期待したい。
◎5サーモピレー
◯1ニシケンモノノフ
▲2ヒワノスーパー
△8ヤマノミラクル
△3ライブリーソウル
△9ドントコイ
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