JRA勢が上位独占を続けているレースだが、意外にも過去5年で1番人気馬の勝利はなく、逆に2番人気馬は4勝2着1回と好成績。1番人気は3連覇がかかるシビルウォーだろうか。ならばおそらく2番人気のハタノヴァンクールを狙ってみたい。帝王賞JpnIは勝ったホッコータルマエから1秒差の4着だったが、レース中盤からペースアップして、瞬発力勝負のハタノヴァンクールにとっては厳しい流れだった。今回は逃げ馬不在。川崎記念のように直線勝負になれば力を発揮する。
とはいえシビルウォーも死角は少ない。夏は得意の季節で、前走マーキュリーカップJpnIIIが7カ月ぶりの実戦だったことを考えれば、今回は確実に調子を上げてくるはず。前走より1キロ軽い57キロも有利だ。
逆にグランドシチーはマーキュリーカップJpnIIIよりプラス1キロの56キロ。マーチステークスGIIIはトップハンデ58キロで制していて、そのほかも堅実な成績を残しているものの、勝ち切れないレースが目立つ。
ランフォルセは1年以上勝ち星から遠ざかり、前走マーキュリーカップJpnIIIもJRA勢同士の接戦に加わって5着。勝ったソリタリーキングからコンマ4秒差は善戦ともいえるが、ピーク時に比べるとやはり物足りない。
地元勢というか地方勢では、3連勝で完全復活のスーパーパワーに期待がかかる。最後方追走から3~4コーナーからエンジン全開での豪快な差し切りは魅力だが、今回はシビルウォー、ハタノヴァンクールと、人気になりそうな2頭ともが同じような脚質。真っ向勝負で互角のレースまではちょっと想像できない。連下争いまで。
◎2ハタノヴァンクール
◯8シビルウォー
▲3グランドシチー
△5ランフォルセ
△7スーパーパワー
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