NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞勝ち馬がヒカルジョディーとアスペクトしかいないというメンバーなら、中央準オープンから転入2戦目となるスーブルソーで十分勝負になるのではないか。前走転入初戦のA級一組戦は、中団追走からほとんど持ったままで先頭をとらえ、直線追い出されると一瞬にして突き抜けるという強い内容。6歳ながらここまで16戦とキャリアも浅く、上積みがあれば岩手で重賞上位の常連になる可能性もある。
重賞で確実に上位争いの安定株はヒカルジョディー。昨年秋はやや落ち込んだが、休養明け2戦目の前走赤松杯では、勝ったコンプリートから2馬身ほどの差で3着と好走を見せた。昨年1月のトウケイニセイ記念以来の重賞2勝目を狙う。
スズヨシーズンは、転入初戦の1400メートルのオープンを圧勝して、前走赤松杯は5着。3着のヒカルジョディーとはアタマ+半馬身差。実力的に差はなさそうだが、中央での障害戦を別とすれば、1800メートルは南関東の下級戦で走って以来2年以上ぶり。その距離をこなせればチャンスはある。
5月13日のA級一組戦で接戦を演じたザドライブとシルクドルフィン、名古屋の下級条件から岩手のB級まで連勝中のコスモフィナンシェらが、いきなり重賞で通用するかどうか。
◎11スーブルソー
◯6ヒカルジョディー
▲8スズヨシーズン
△10ザドライブ
△3シルクドルフィン
△4コスモフィナンシェ