ショウリダバンザイの前走、コスモバルク記念の勝ち方は鮮やかだった。中団の外につけ、直線では得意の末脚を繰り出して前をとらえ、そして突き放した。5カ月ぶりの休み明け、プラス14キロでこのレースぶりなら、今回はさらに上積みが見込めるはず。佐賀から遠征のレイズミーアップ以外、ほとんどが勝負付けの済んだメンバー。この次走に予定されているノースクイーンカップ4連覇に向けて、ここも負けられないところ。
スーパーパワーは大井で重賞2勝の実績馬。コスモバルク記念は8着だったが、続く前走のハービンジャープレミアムは、後方追走から3~4コーナーでひとまくり。直線で追い出されると、2着のゲイルバニヤンに2秒7差をつけての圧勝となった。コスモバルク記念と同じ1800メートル戦で、馬場も同じ稍重。ショウリダバンザイの勝ちタイムより、2秒2も速いものだった。展開にもよるのかもしれないが、同じ力が出せれば、ここでも圧勝という可能性もある。
レイズミーアップが佐賀から遠征してきた。9歳だが、昨年10月から目下8戦連続連対中。佐賀では常にデュナメスと頂点を争っている。長距離遠征がどうかだが、それが問題なければここでも上位争い。
ジョーモルデューは、岩手から戻った前走コスモバルク記念でショウリダバンザイに3馬身差をつけられて2着。しかし直線での脚は際立っていて、上がり3ハロンはショウリダバンザイを上回りメンバー中最速。前回に続いて金沢の吉原寛人騎手が鞍上で、どのタイミングで仕掛けてくるか。
クラキンコは昨年のこのレース以来勝ち星から遠ざかっているが、巻き返しを期待したいところ。
距離が伸びれば伸びるほどというサムライジャパンも力を発揮するには十分の舞台。
◎13ショウリダバンザイ
◯4スーパーパワー
▲5レイズミーアップ
△6ジョーモルデュー
△1クラキンコ
△8サムライジャパン
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