NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
大高坂賞で先着を許したマチカネニホンバレが不在となれば、グランシュヴァリエの実績が抜けている。地元高知での出走はそれほど多くないが、ダートグレードを除けば地元で他馬に先着を許したのは、そのマチカネニホンバレ以外では、昨年2月のだるま夕日特別でのレーザーブレイドのみ。意外にもこの二十四万石賞は初挑戦となる。
中央オープンの実績があったクイックリープは、黒船賞JpnIIIではコスモワッチミー(4着)に続く5着。ラブミーチャンに先着したことは自信になったのではないだろうか。1900メートルは中央時代を含めても初めての距離だが、マイル前後でも好走があることから、地元同士のゆったりした流れなら問題なくこなせると見る。
リワードアリオンは、昨年夏に建依別賞を制し、今年は久松城賞で2着。まれに惨敗はあるものの、昨年8月にA級に昇級して以降では、地元高知で3着を外したのはわずか2戦。期間限定騎乗中の山中悠希騎手がどんなレースを見せるのかにも注目。
ジュライザセヴンスは、だるま夕日特別でクイックリープに6馬身ほど離されての3着、3走前にはリワードアリオンに2馬身半差の2着など、トップクラスとの対戦ではやや分が悪い。乗替りでの赤岡騎手がどこまで持って来られるか。
ヒロカミヒメは、黒潮菊花賞以降勝ち星がないが、それでもA-1特別では常に上位争いできる実力。
ヘイハチキングは中央1000万下から転入して2着2回。変わり身があれば連下争いも。
◎グランシュヴァリエ
◯クイックリープ
▲リワードアリオン
△ジュライザセヴンス
△ヒロカミヒメ
△ヘイハチキング