NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年のこのレースでは、ここまで4連勝中で断然人気だったスーニが4着に沈み、セイクリムズンがここから4連勝と快進撃を続けた。
昨年休養後の秋は今ひとつの成績だったセイクリムズンだが、前走フェブラリーステークスGIでは最低人気ながらそれほど差のない4着は明らかに復調気配。今回、鞍上が岩田騎手に戻り、得意の地方1400メートルの馬場なら、今年もここから快進撃だ。
ティアップワイルドは兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを58.5キロで逃げ切り、スピードのあるところを見せた。セイクリムズンとは兵庫ゴールドトロフィーのときと同じ1キロ差。外目の枠に入っただけにおそらく今回は好位に控えることになりそうで、どんなレースを見せるか。
ラブミーチャンは、前走オッズパークグランプリに続いて福永祐一騎手。ときに惨敗もあるが、ダートグレードでは中央馬相手に常に善戦。とはいえ今回、中央馬との対戦では初めて背負う56キロはちょっと厳しいように思う。
スーニは昨年のこのレースで連勝が途切れて以来、またまた長いトンネルに入ってしまった。3カ月ぶりの休み明けでいきなり復活というのも考えにくい。
10歳になったダイショウジェットは、展開次第の面はあるものの、昨年のこのレースでも接戦の3着で、その後も南部杯、兵庫ゴールドトロフィーでともに2着と衰えを感じさせない。
地元勢では、兵庫ゴールドトロフィーで4着好走のコスモワッチミー、転入後2連勝のクイックリープらに、09年3着フサイチバルドルの再現という可能性も。
◎セイクリムズン
◯ティアップワイルド
▲ラブミーチャン
△スーニ
△ダイショウジェット
△コスモワッチミー
△クイックリープ