NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
そのだ金曜ナイター初日の摂津盃で重賞初制覇を果たしたのがエーシンアガペー。その後は今ひとつのレースが続いていたが、前走のA1特別で早め先頭から久々の快勝。兵庫の牡馬一線級と好勝負している実力だけでに、ここは再び重賞制覇のチャンス。マイル戦は中央時代に一度芝で経験があるだけだが、兵庫では1400メートルと1700メートルでの好走実績からまず問題ない。
相手筆頭は、金沢のアポロヴァンドーム。兵庫から金沢に移籍してからは勝ち星がないが、A級でもたびたび上位争い。畑中信司騎手はこの馬には初騎乗だが、現在福山で期間限定騎乗中で、コースに慣れているのはプラス。
エーシンブランは笠松に移籍後、名古屋で4戦して勝ち星がないが、それほど離されて負けているわけではない。東海菊花賞では1.5秒の差をつけられたが、マルヨフェニックス、ジャングルスマイルらが相手ではこの着差はしかたない。
地元福山勢では、福山大賞典制覇を含め、ここ6戦で4勝というグラスヴィクターや、同3着で大井から移籍後7戦4勝というダイワシークレットに勢いがある。
スズカウインダーは、前走1番人気に支持された名古屋のA2特別で5着に負けてしまったが、スタートで後手を踏んで後方からとなったのが敗因。すんなり先手をとれればこのメンバーでもチャンスはある。
◎エーシンアガペー
◯アポロヴァンドーム
▲エーシンブラン
△グラスヴィクター
△ダイワシークレット
△スズカウインダー