NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
東海ゴールドカップといえば、かつては東海地区のチャンピオン決定戦ともいえるレースだったのが、交流が進んだ最近では、有力馬が他地区のレースを使うことも多くなり、やや微妙な位置づけになりつつある。チャンピオン決定戦といえたのは、2001年にミツアキサイレンスが勝ったあたりまでか。その後も2004年にミツアキタービン、2010年にヒシウォーシイが勝っているが、そのほかの年は印象が薄い。今年のメンバーにも重賞勝ち馬はノゾミカイザー、エーシンアクセランと2頭いるが、ともに最近ではA2でも勝負にならず、全盛時の力は期待できそうもない。
中心には、連戦連勝で出世してきたエーシンサンダー。前走笠松グランプリは7着だったが、オープンクラスがほとんどいない今回のメンバーなら勝負になる。
トーホウカイザーは、中央準オープンから名古屋に転入し、A1~A2の特別で3、1、2着。前走の2着も、今年7月の名港盃を制したミヤジメーテルに3馬身差。このメンバーなら十分勝ち負けになる。
中央時はダート重賞にも出走したエイシンダッシュ、北海道から転入して2連勝のエーシンマギー、中央500万下からの転入初戦となったA3特別を勝ったサイモンロードらがどんな走りをするかにも注目。
◎エーシンサンダー
◯トーホウカイザー
▲エイシンダッシュ
△エーシンマギー
△サイモンロード