それにしても最近のエーシン/エイシン軍団の地方、それも東海・兵庫での活躍はすごい。今月だけでも、秋桜賞のエーシンクールディこそ2着に敗れたが、摂津盃をエーシンアガペーが勝ち、笠松・オータムカップをエーシングレーソロが勝った。そしてここにも笠松、兵庫から2頭が遠征してきた。
そのエーシン勢を含めて笠松と兵庫から大挙6頭の遠征馬を迎え撃つのがナムラダイキチだ。前走イヌワシ賞でも、マルヨフェニックス、ジャングルスマイルという実績馬を問題にせずレコードで圧勝。金沢ではこれで19戦15勝、2着4回というほぼ完璧な成績。昨年のこのレースでもジャングルスマイルに8馬身差をつけて勝っているだけに、連覇の可能性は高い。
相手にはシンボリバッハ。前走笠松に遠征したサマーカップでは、エーシン軍団をまとめて負かした。園田ではほとんど1400メートル戦ばかりを使われており、しかし兵庫には古馬の1400メートルの重賞がダートグレードの兵庫ゴールドトロフィー以外にはごくわずか(今年は姫路チャレンジカップのみ)しか行われないため、この距離を狙っての遠征なのだろう。
そして3番手に兵庫のエーシンビーセルズ。姫路で2連勝のあと、前走1番人気に支持された姫路チャレンジカップはトウホクビジンの強襲に遭って2着に敗れたが、マイペースで先行すれば粘りこむ場面も。
ワールドハンターは中央オープンの実績。南関東のオープンクラスでは結果を残せなかったが、兵庫に転入初戦の前走を快勝。ここでも上位争いできる力はある。
エーシンホーマーは、サマーカップでシンボリバッハにクビ、ハナ差の3着。地元勢ではもう1頭、ヒカリマンテンボシがA1特別2連勝中と好調だ。
◎ナムラダイキチ
◯シンボリバッハ
▲エーシンビーセルズ
△ワールドハンター
△エーシンホーマー
△ヒカルマンテンボシ