NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今回のメンバー10頭中6頭が出走していた6月23日の仙酔島特別が3連単197万馬券という波乱で、地元勢にこれといった中心馬もいないことから、高知から遠征のシーアクロスに期待してみる。前走園田FCスプリントは着順こそ6着だが、レコード決着からコンマ6秒差。スピード競馬に対する経験値では大きなアドバンテージがある。
仙酔島特別は、人気を分け合った3頭が前で競り合い、揃って討ち死にという結果での波乱。勝ったのは、中団に控えて直線鮮やかに抜け出したストロングジョイスだった。うまくペースを読んでさすがの手綱さばきを見せた内田利雄騎手が今回も引き続き鞍上とあればもう一度期待してみたい。ただ福山では1600メートル以上の距離しか経験していないのがやや不安ではある。
仙酔島特別で1番人気だったグラスヴィクターが不在なら、2番人気だったシルクプレスト、3番人気だったロッキーダイヤをあらためて狙ってみる手はある。2頭が内枠に入り、同じような競り合いになるだろうが、おそらく後続勢は競りかけてこないだろうし、この距離なら粘り込む可能性はある。
重賞常連のビービ―バイラは年明け初戦を勝って以降は不振が続いたが、前走久々の勝利で復調してくるかもしれない。
◎シーアクロス
○ストロングジョイス
▲ロッキーダイヤ
△シルクプレスト
△ビービーバイラ