なんと!岩手ダービーダイヤモンドカップを制したばかりの3歳馬アスペクトが、この時期に古馬重賞に挑戦してきた。もし勝てば、3歳馬によるみちのく大賞典制覇は史上初のこととなる。ただし舞台は水沢。盛岡ダートでは8戦全勝だが、水沢では金杯でのまさかの惨敗があった。はじめての古馬一線級との対戦でもあり、ここは相手候補まで。
中心は、昨年の3歳チャンピオン、カミノヌヴォー。昨年のこの時期は南関東に所属していて岩手ダービーダイヤモンドカップには出走せず。しかし岩手に戻って不来方賞とダービーグランプリを制したばかりか、桐花賞で古馬をも一蹴した。その活躍からすると今季の3戦は案外の結果だが、2000メートルに距離延長のここで復活と見る。
相手にはトーホクキング。格上挑戦だった桐花賞こそ4着だったが、その後は連対を外さず、当然のようにA級まで出世してきた。あすなろ賞は惜しくもオウシュウサンクスにアタマ差2着に敗れたが、前走1番人気に支持されたA級戦でツカサゲンキと同着優勝。重賞初制覇も狙える。
オウシュウサンクスはB1級から6連勝であすなろ賞を制した。勢いならこの馬が一番。
冒頭でも触れた3歳のアスペクトだが、初の古馬との対戦もあるが、3コーナーからびっしり叩き合った岩手ダービーダイヤモンドカップから中2週で、その反動も心配なだけに△まで。
桐花賞2着だったコアレスランナーは、昨年11月から8戦連続で3着を外さない堅実な成績。
今季中央から転入したツカサゲンキは、ここにきて2連勝と調子を上げてきた。ただその連勝が盛岡コースで、その前の水沢での2戦は4、7着という成績だっただけにコース適性に疑問が。
◎カミノヌヴォー
○トーホクキング
▲オウシュウサンクス
△アスペクト
△コアレスランナー
△ツカサゲンキ