NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
クラス別定の重賞で、以前は斤量差を生かしてB級からも勝ち馬が出ていたが、09年の年末からは5回連続でA級格付け(牡57kg、牝55kg)の馬が勝利。今回もB級C級に勢いのある馬がなく、A級の実績馬が中心となりそうだ。
重賞実績のあるミサキティンバーが中心。4歳になった今年、ダートグレードはともかく梅見月杯はブービー10着に敗れているが、A2特別では勝利を挙げるなど常に上位争い。今回のメンバーに入れば威張れる実績だ。
注目は7連勝中のエーシンサンダー。2010年に中央未勝利から転入し、着実にクラスを上げてきた。3走前のB2戦で6馬身差、2走前のB1特別で7馬身差と2走連続で圧勝し、前走初のA級挑戦となったA3特別、JRA500万クラスとの条件交流では、好位から4コーナーで先頭に立って押し切る完勝といっていいレースぶり。ここ数戦で確実に力をつけており、さらに上のクラスでも勝負になりそうだ。
デジタルゴールドは、重賞ではやや荷が重いが、前走A3特別を5馬身差で圧勝。実力的には見劣りしない。実際に4走前のJRAとの条件交流は3着で、ミサキティンバー(5着)に先着している。
セイピーシーズは、今年1月2日に行われた尾張名古屋杯で大接戦の2着。その後A3特別での勝利もあり、A2特別でも上位争い。1600メートルの距離でも結果を残している。しかし今回は、前回のこのレースよりも相手は手強そう。
モエレウェバリングは、前走B2の一般戦で勝利したが、特別戦となるとやや苦戦。斤量差を生かしてどこまで食い下がれるか。
◎ミサキティンバー
◯エーシンサンダー
▲デジタルゴールド
△セイピーシーズ
△モエレウェバリング