荒尾競馬の開催も残すところあと5日間。重賞も、このたんぽぽ賞と最終日の肥後の国グランプリの2レースとなった。
たんぽぽ賞が行われるこの日は、中央との条件交流シーサイドカップがあり、そのレースに騎乗する武豊騎手のトークショーも行われる。もちろんレディースジョッキーズシリーズの第2ラウンドでもあり、イベント満載だ。
ひまわり賞は、例年2月に明け3歳馬による九州産馬の交流レースとして行われていたが、残念ながら今月いっぱいで荒尾競馬が廃止となるため、年が明ける前に2歳馬のレースとして行われることになった。
力の比較が難しいが、実績的に最上位はテイエムハエンカゼだろう。九州産馬限定の新馬戦を勝ち、九州産馬による特別・ひまわり賞は3着だが、今回のメンバー中では最先着。そして小倉2歳ステークスへの出走は、結果は10着でも経験にはなっただろう。
相手にはテイエムキモシタ。中央では未勝利だったが、ひまわり賞での6着があり、その後は阪神、京都と、九州産馬同士ではないレベルの高いところの未勝利戦を戦っている。荒尾移籍後2連勝という勢いに、ここでも乗れるかどうか。
カシノエルフは九州産の新馬戦2着、続く未勝利戦で1着。そのあとひまわり賞5着はテイエムキモシタに先着し、前走は京都の500万下に出走して8着だった。実績的にはテイエムキモシタよりもこちらのほうが上だが、すでに荒尾の馬場を経験して勝っているという点でテイエムキモシタを上にとった。
グランデセイフウはJRAで未勝利勝ち、カシノアポロンは未勝利ながら九州産馬の未勝利戦で3着が2度あり、この2頭は上位争いに加わってくる可能性もある。
◎テイエムハエンカゼ
○テイエムキモシタ
▲カシノエルフ
△グランデセイフウ
△カシノアポロン