NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
12月5日の佐賀・オッズパークグランプリに登録のあったエーシンクールディが、地元のここを使ってきた。地方馬同士ならやはり断然。前走、JBCクラシックは9着に沈んだが、これはブラボーデイジーにからまれてハイペースになったため。そうした厳しい展開で船橋の2頭に先着されたが、それ以外では地方馬には先着されていない。今回は地元へのお披露目ということもあったろうが、もしかして中1週で船橋・クイーン賞JpnIIIへということも考えているのかもしれない。
相手は兵庫から遠征の2頭。前走、兵庫クイーンカップを勝ったエーシンブイムードか、A1特別2連勝中のフィオーレハーバーかだが、9月29日の直接対決を制しているフィオーレハーバーを上にとる。とはいえエーシンブイムードもその後のレースぶりから差はない。エーシンクールディを積極的に負かしにいくかどうか、そうした展開次第でこの2頭の結果は変わってくるだろう。
キングスゾーンがどんなレースを見せてくれるか。9歳の今年も、なんと重賞3勝。昨年あたりからダートグレードではやや厳しくなったが、地区限定の重賞ならまだまだトップを争える。ダートグレード級の実力があるエーシンクールディを負かすのは厳しいにしても、着狙いのレースに徹すれば、兵庫の2頭とは互角の勝負に持ち込める可能性は十分にある。
名古屋でら馬スプリント2着、金沢・オータムスプリント3着のニシノコンサフォスが、上記有力勢が崩れたときに3着争いに食い込めるかどうか。
◎エーシンクールディ
◯フィオーレハーバー
▲エーシンブイムード
△キングスゾーン
△ニシノコンサフォス