NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今シーズンの金沢競馬は、最終日が12月27日。近年は年明けまで数日間開催があったが、年末年始は雪で中止になることもめずらしくなかった。そういう意味でも年内中に開催を終えるのは賢明だと思う。これにともない、年明けに行われていたプリンセスカップもこの日に移動。そもそもここ何年かは牡牝混合のヤングチャンピオンのあとに牝馬限定のプリンセスカップというのは違和感があった。今年のようにプリンセスカップ→ヤングチャンピオン(12月13日)という順番のほうがしっくりくる。
中心はジュウワンブライト。1500メートルは全馬経験がないが、1400メートルでは常に自分の持ち時計できっちり走る。そして前走、2歳特別での勝ちタイムは、今回のメンバーの持ちタイムで最速。牝馬同士なら上位争いは間違いない。
実績ではアルドラのほうが上かもしれない。デビューからの2戦、JRA認定競走はいまひとつの成績だったが、3戦目からは4戦連続連対。兼六園ジュニアカップでの2着に加え、その4戦では牝馬には先着されていない。先行するジュウワンブライトに、アルドラの追い込みが届くかどうかという展開になりそう。
ラブリーホープは、8戦中7戦で3着以内を確保。唯一掲示板を外したのが兼六園ジュニアカップでの7着。とはいえ上記2頭とは差のない競馬もしているので、割って入ることができるかどうか。
同様にシンカンイチコも兼六園ジュニアカップ(9着)以外の4戦は3着以内と安定した成績。さらにドリームパワーは、ここ2戦でシンカンイチコと1勝1敗で、実力に差はない。
◎ジュウワンブライト
◯アルドラ
▲ラブリーホープ
△シンカンイチコ
△ドリームパワー