NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
年末に行われたヤングチャンピオンから上位馬を中心に8頭が出走。そこで1、2着だったムツミマックスとユメミルチカラの2頭が近走の成績からも抜けている。この2頭のどちらが勝つのか、あとは3着争いがどの馬か、というのが焦点となろう。
中心はムツミマックス。11月までは勝ち切れないレースが続いていたが、ここ3戦での連勝は明らかに力をつけている。しかも1600メートルに距離が伸びたここ2戦ともユメミルチカラを負かした。加えて、馬体重も少しずつではあるものの成長を続け、500キロ近くになっているのも今後に向けては魅力だ。
対するユメミルチカラは、デビュー時が415キロで、もっとも重くなった前々走でも423キロと、10キロも増えていない。一時400キロを割った体重から戻しているとはいえ、ムツミマックスと比べると、どうしても見劣る。距離適性の面でもやはりムツミマックスのほうに有利だろう。
3着争いは、ヤングチャンピオンの3~5着馬だが、同5着だったユノエスクードが巻き返すと見る。前走の3歳1組戦でも、この3頭の中ではユノエスクードが最先着の3着。勝ったユメミルチカラからは3馬身しか離されていない。ユノエスクードのここ4走は、ムツミマックスまたはユメミルチカラからもっとも離されたのがヤングチャンピオンでの1.1秒差で、それ以外の3戦はいずれも1秒差以内と大きく崩れず堅実に走っている。
マルサンスパイス、リニアステップも、よほど展開が乱れない限りは3着争いまで。
◎ムツミマックス
○ユメミルチカラ
▲ユノエスクード
△マルサンスパイス
△リニアステップ