7月18日の佐賀・吉野ヶ里記念、8月18日の佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIへと続く、夏の九州古馬短距離シリーズの初戦。11頭立てで、佐賀から2頭が遠征、地元荒尾勢は9頭中5頭が今年になってから移籍してきた馬(または今年になってから荒尾初出走)が5頭と、フレッシュな顔合わせとなった。
中心は、川崎から転入後、A級で5戦2勝、2着3回と、まだ荒尾で連対を外していないペプチドジャスパー。2着に負けた3回も、勝ち馬との着差がコンマ2秒以内という僅差。前走、このレースのトライアルとして行われたJNB協賛シリーズ・エメラルドカップは6馬身差をつけて逃げ切り圧勝だった。軸としては固そうだ。
相手筆頭には、そのペプチドジャスパーに先着した経験のあるシークレットハート。この馬も中央から転入後、7戦していずれも3着以内と、安定度ではヒケをとらない。前走、JNB協賛シリーズ・阿蘇高岳カップでは、ペプチドジャスパーに1馬身差をつけて逃げ切っている。ただ斤量差が1キロあっての結果で、今回は全馬56キロの同斤量となるため、この条件でも負かせるかどうか。
ペプチドジャスパーに土をつけているもう1頭がエーシンカマンダー。こちらは前々走エメラルドカップではペプチドジャスパーに6馬身ちぎられ、前走らくのうマザーズ特別では荒尾に来て初めて連対を外す5着と、ここにきてやや成績を落としているのが気になるところ。
セントバニヤンは、B級でなかなか勝ちきれないレースが続いていたが、前々走のB級勝ちに続いて、前走A級のらくのうマザー特別では2着に好走。前出のエーシンカマンダーにも先着している。
佐賀勢では、A3で好走のトマホークミサイルが上位に食い込めるかどうか。
◎ペプチドジャスパー
○シークレットハート
▲エーシンカマンダー
△セントバニヤン
△トマホークミサイル