ダート無敗のラブミーチャンが、いよいよ古馬一線級との対戦となる。前走、エトワール賞は、直線かなり余裕があるように見えたが、外から猛然と追い込んできたアンペアにアタマ差まで迫られた。浦和・桜花賞での出走取消があって2カ月ぶりの実戦の上、地元の五十嵐冬樹騎手に乗り替ったことなど理由は考えられるが、相手が北海道勢だけなら、もう少し楽に勝ってほしかった。今回51キロは有利だが、ポートジェネラルとのハナ争いで厳しいレースになる可能性も考えられるだけに、中心には推しにくい。単穴まで。
これまで戦ってきた相手を考えれば、やはりミリオンディスクが中心となる。近走、先着されているのは、スーニ、フジノウェーブ、スマートファルコンなどGI級ばかり。特に前々走、今回と同じ1200メートルの東京スプリントでは、スーニ、フジノウェーブからクビ+1/2馬身差と差のない3着だった。今回、同じJpnIIIでも、いずれも3着だった黒船賞、東京スプリント、かきつばた記念より相手がだいぶ楽になった。
しばらく勝ち星から遠ざかっているガブリンだが、着差を見るとそれほど負けているわけではない。地方遠征は、昨年の東京スプリントとこのレースで、いずれも2着。追込み脚質のこの馬には、大井、門別の長い直線は向いている。
ポートジェネラルは、東京スプリントで昨年の同レースを再現するかのように逃げ粘っての4着。逃げ馬だけに常に展開次第という面もあるが、昨年(5着)の1000メートルから1200メートルに距離延長されたのは、この馬にとってはプラス。ラブミーチャンより外枠に入ったため、それでも行くのかどうか、展開も気になるところ。
近走の成績がいまひとつなのがヴァンクルタテヤマとダイワディライト。ヴァンクルタテヤマは昨年のこのレースでレコード勝ち、ダイワディライトにはカペラステークスGIIIでミリオンディスクにクビ差の2着があり、いずれも本来の力を発揮できれば勝ち負けまであって不思議はない。
◎ミリオンディスク
○ガブリン
▲ラブミーチャン
△ポートジェネラル
△ヴァンクルタテヤマ
△ダイワディライト