NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
7頭立てと少頭数で、力関係のはっきりしたメンバー構成。ヤングチャンピオン、若駒賞と重賞2勝のフォーインワンが断然。前走では古馬B1特別まで制し、この時期の3歳馬としてはなかなかのレベルにありそう。実績的にも格付け的にもここは負けられない一戦。父サウスヴィグラスは、地方競馬で今もっとも注目を集めているラブミーチャンと同じ。さらに18日の大井・京浜盃を人気薄で制したジーエスライカーもサウスヴィグラスの産駒だった。昨年から地方競馬では産駒の活躍が目立っていたが、ここに来て一気にブレイクといった感じだ。
相手は古馬C級に格付けされているビクトリジュウベエかビクトリーノブナガか。1月3日の3歳1組戦でフォーインワンに土をつけているのはビクトリジュウベエだが、近走の安定した成績からビクトリーノブナガが相手筆頭。2歳時は走ったり走らなかったり成績にムラがあったが、明けて3歳になってからは6戦2勝、2着3回、3着1回。1600メートルで勝った経験もあり、重賞初挑戦だが、フォーインワンにどこまで迫れるか。
ビクトリジュウベエは、1月3日の3歳1組戦でフォーインワンを負かして以降勝ち星がない。今回1800メートルはもちろん初めてだが、1600メートルで4戦2勝、3着1回と、距離適性ではこの馬のほうが上かもしれない。
ほか4頭は、3歳の条件戦で苦戦している馬ばかり。ノブナガかジュウベエが思わぬ凡走をしたときに3着に食い込めるチャンスを期待できそうなのは、近走それほど勝ち馬から離されずに好走しているホシノムサシだろうか。
◎フォーインワン
○ビクトリーノブナガ
▲ビクトリジュウベエ
△ホシノムサシ