NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
かつては高知の2歳チャンピオン決定戦として行われていたレース。2歳馬の入厩が減ったことから休止されていたが、02年12月以来、明け3歳馬の重賞として急遽復活した。「高知市長賞典」という冠がついていることから、廃止されたアラブの高知市長賞の代わりにという理由もあるのだろう。
出走10頭中7頭がホッカイドウ競馬から転入して高知で1戦しているが、いずれも勝ち馬から2秒以上の大敗では、ここでいきなりは難しいだろう。
中心はフジペガサス。前走2歳1組戦で、今回のホッカイドウ競馬からの移籍組7頭のうち6頭を相手に圧勝。高知で4戦3勝、2着1回という成績も断然。前々走、兵庫ジュニアグランプリJpnIIに挑戦(9着)した経験も生きているはずだ。
相手はリワードクラウン。中央から高知に移籍して2勝。やや安定感には欠けるが、フジペガサス以外のメンバーより力は上だ。
ほか8頭は、上記2頭のどちらかに大きく離されて負けている馬たちだけに、割って入るのは難しそうだが、変わり身があるとすれば、ホッカイドウ競馬のJRA認定レースで好走歴のあるフォーティマックス、ヒデサンファイターだろう。
◎フジペガサス
○リワードクラウン
△フォーティマックス
△ヒデサンファイター