NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
メンバー中唯一の古馬格付けで、前々走A4特別を勝っているエムザックローマンがやはり中心になるだろう。MRO金賞では6着に敗れたが、東海地区の強豪2頭に真っ向勝負を挑んでの結果。5月の北日本新聞杯制覇に続いての3歳2冠制覇なるか、同世代同士の重賞であらためて真価が問われる。
相手は混戦だが、筆頭はフジヤマヒーロー。北日本新聞杯で2着のあとは着順の数字だけ見ているとあまりよくないが、ほとんどが中央未勝利との条件交流戦。前々走の3歳A1特別では勝ったマツノジャンプからコンマ1秒差の3着。そして前走同じ3歳A1特別ではマツノジャンプに雪辱を果たして勝利。エムザックローマン以外のメンバーとの比較では、必ずしも抜けているというわけではないが、常に上位を争える力はある。
そのフジヤマヒーローと近走勝ったり負けたりのマツノジャンプも当然差はない。
気になるのが中央未勝利から転入して2連勝のセイリュウザクラ。3歳下級クラスでの連勝だけに疑ってかかる必要はあるが、強い勝ち方をしているだけに、このメンバーでも一発の可能性は否定できない。
5月に中央未勝利から転入後、MRO金賞4着も含め、8戦5勝、3着1回と堅実な成績を残しているパワフルウッズにもチャンスはありそう。
◎エムザックローマン
○フジヤマヒーロー
▲マツノジャンプ
△セイリュウザクラ
△パワフルウッズ