NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
過去5年、1番人気か2番人気のどちらかは連対しているものの、04年を除けば5番人気以下の人気薄も連対していて、なかなか人気どおりには決まらない難解なレース。
昨年1番人気ながら5着だったスズノクロヒョーの雪辱に期待したい。前走、昨年の霧島賞以来久々の実戦となった佐賀での条件交流バルーンカップは、向正面で先頭に並びかけると直線楽々と突き放す圧勝だった。叩き2戦目の今回は、さらに上積みが見込めそう。鞍上は引き続いて佐賀の山口勲騎手。
対するのは鮫島克也騎手のカミノチカラ。昨年末の中島記念3着など、佐賀でオープンクラス上位の実力があり、前走トライアルの大隅特別もJRA勢相手に差し切り勝ち。佐賀でリーディングを争う名手による争いと見る。
07年度の霧島賞(馬インフルエンザの影響で08年1月に実施)3着に続き、昨年も3着だったテイエムヨカドーは、常にJRAの500万クラスで善戦を続け、前走でようやく勝利。昨年より力をつけ、上位争いにからんできそう。ただこの馬の場合、連対実績が1200メートルにしかなく、この距離はちょっと長いのかもしれない。
テイエムジカッドは、昨年はJRA所属でこのレースを制し、その後荒尾に移籍して近2走のA級特別を連勝と好調。
カシノヨウスケは、バルーンカップでスズノクロヒョーの2着、前走トライアルのえびの特別を制してここに臨む。昨年4着以上の結果を目指したいところ。
◎スズノクロヒョー
○カミノチカラ
▲テイエムヨカドー
△テイエムジカッド
△カシノヨウスケ