NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
九州産の3歳馬によるJRAとの全国交流レース。過去には2006年に兵庫のトウショウヒカリが勝った例もあるが、今年も例年どおり他地区からの参戦はなく、地方勢は佐賀1頭、荒尾4頭が出走。
JRA所属馬は500万以下に限定され、すでにJRAで勝利していた馬は、トライアルのノカイドウ特別(1月28日)、ミヤマキリシマ特別(2月3日)には出走できず、このレースに直接の挑戦となる。
近5年では、04、05年こそ1番人気が勝っているが、その後の3年間では1番人気は連対できず、一筋縄ではいかないレース。
ここはメンバー中最多の3勝を挙げているテイエムヒッカテを狙ってみたい。JRA認定レースは勝てなかったが、昨年秋から徐々に力をつけ、4番人気で臨んだ門松賞を制した。ノカイドウ特別はダッシュがつかず4着に敗れたが、そのレースを勝ったテイエムビビッドには12月17日の2歳戦で6馬身差をつけ圧勝している。
相手には、好タイムでノカイドウ特別を制したテイエムビビッド。中央デビューから通算して9戦目での初勝利だったが、後方から徐々に位置どりを上げ、前で粘る中央の2頭をゴール前で差し切るというレースぶりは見どころがあった。
トライアルの2戦ともに2着のカシノレオン、同3、1着のカシノチェストらも当然上位争いだが、鮫島克也騎手のカシノレオンを上位にとりたい。
ミヤマキリシマ特別で差のない3着のテイエムアツヒメ、ここまで未勝利もJRA小倉のひまわり賞で2着があるテイエムメデテカにもチャンスはあるだろう。
堅くは収まらないだろうから馬券はオッズを見て手広く。
◎テイエムヒッカテ
○テイエムビビッド
▲カシノレオン
△カシノチェスト
△テイエムアツヒメ
△テイエムメデテカ